マルチクラウド環境でアプリケーションポータビリティーを実現する3つの方法互換性の問題をどう回避するか

マルチクラウドの採用を進める際に、開発者はベンダー固有のサービスを利用することでアプリケーションポータビリティーを犠牲にしないように注意する必要がある。

2018年07月27日 05時00分 公開
[Tom NolleTechTarget]

関連キーワード

API | IaaS | クラウドサービス


 プラットフォーム間のアプリケーションポータビリティーは、マルチクラウド戦略における主要な目標の1つだ。ポータビリティーの達成は、IaaS(Infrastructure as a Service)ベンダーの基本的なコンピューティング機能のみを使用する場合は比較的容易だが、ベンダー固有のサービスを追加するほど困難さが増す。

 全ての主要なパブリッククラウドベンダーは、競争力を維持するために、データ分析、イベント処理、リレーショナルデータベースなどのWebサービスを追加することによって、基本的なIaaSを強化している。開発者はこれらの追加サービスをクラウドアプリケーションに利用することで、開発時間の短縮、コスト削減、特殊機能の提供といったさまざまなタスクを達成できる。

 しかし、こういったWebサービスの利用にはリスクが伴う。クラウドベンダーはこれらのサービスを独自に実装しているため、特定ベンダーのWebサービスを実装したアプリケーションコンポーネントで、別ベンダーの似たようなWebサービスを利用することは困難な場合が多い。Webサービス自体が、異なるクラウドプラットフォーム間で任意に移行可能なわけではないため、情報が失われたり、データや機能の互換性の問題が発生したりする可能性がある。

 そのようなサービスを使用する場合、アプリケーションの可搬性をコンポーネントごとに判断する必要がある。この問題は、マルチクラウド戦略で利用するベンダーの間だけでなく、クラウドと自社内のデータセンターの間にも存在する。ホスティングの境界を越えてフェイルオーバーやスケーラビリティを実現できないのはその一例だ。

互換性問題の解決

ITmedia マーケティング新着記事

news154.jpg

D2CとD2C Rが「docomo connecting path(コネパス)」計測タグを無料配布
D2CとD2C Rは、Cookieレス環境でもリターゲティング広告やオーディエンス分析が可能な新...

news074.jpg

ニップンと刀が協業 マーケティングノウハウで成熟市場を拡大へ
ニップンと刀は「ニップン × 刀 協業発表会」を開催し、協業を通じた両社の取り組みとそ...

news197.png

広告運用自動化ツール「Shirofune」がMicrosoft広告の改善機能を実装
Shirofuneは広告運用自動化ツール「Shirofune」に改善カード機能を追加。これにより、キ...