コンテナの運用にはハードルだらけだ。クラウドでさえ困難な課題は多い。
コンテナを実行環境に用いている企業ならすぐに気付くことがある。それは、誇大広告の陰に隠れているが、コンテナを開発と運用の効果的なプラットフォームにするためには多数の細かいニュアンスの理解が求められるということだ。
コンテナは、関連するソフトウェアとサービスで構成された大規模なエコシステムを必要とする。それがあれば、コンテナは効率的かつ自動化された開発と導入を実現するための有効な選択肢になる。ユーザーは、コンテナクラスタ管理システムとワークロードオーケストレーションシステムについて極めて重要な選択を迫られる。コンテナ登録にまつわる補助的なシステムについても同様だ。それにはサービスの検出、監視、認証システム、CI(継続的インテグレーション)/CD(継続的デリバリー)自動化ソフトウェアも含まれる。これらの各ツールを組み込む全体的なコンテナライフサイクルは、一貫性があって、繰り返し可能で、信頼できるものでなければならない。
コンテナクラスタ管理とオーケストレーションのツールは、クラスタノードやコンテナワークロードの割り当てや拡張、再起動、廃止を行う。コンテナエコシステムではこの要素は最も基本的な部分だが、選択の余地がある。事実上の標準として台頭しているのは「Kubernetes」だ。Kubernetesには多数の機能やオプションが用意されている。だが、初心者や小規模IT部門にとってはセットアップさえ難しい。クラウドプロバイダーはマネージドサービスを提供することで、このギャップに対応する。マネージドサービスを使えば、ユーザーは関連するインフラとソフトウェア管理の一部、あるいはその全てから解放される。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
ハロウィーンの口コミ数はエイプリルフールやバレンタインを超える マーケ視点で押さえておくべきことは?
ホットリンクは、SNSの投稿データから、ハロウィーンに関する口コミを調査した。
なぜ料理の失敗写真がパッケージに? クノールが展開する「ジレニアル世代」向けキャンペーンの真意
調味料ブランドのKnorr(クノール)は季節限定のホリデーマーケティングキャンペーン「#E...
業界トップランナーが語る「イベントDX」 リアルもオンラインも、もっと変われる
コロナ禍を経て、イベントの在り方は大きく変わった。データを駆使してイベントの体験価...