リモートサーバの監視と保守に最適なツールは、IT環境や予算によって異なる。本稿ではMicrosoftの提供サービスからサードパーティー製ソフトウェアまで、便利なリモートサーバ管理ツールを紹介する。
導入後すぐに利用できるパッケージから、高度な構成が可能なソフトウェアまで、多くのリモートサーバ管理ツールがある。ツールの選択は、ツールを管理する環境だけでなく、コストや組織の複雑さにも左右される。
Windows Serverシステムを管理するリモートサーバ管理ツール(RSAT)は、「Windows 10 Professional」「Windows 10 Enterprise」「Windows 10 Education」エディションを実行しているリモートデスクトップから使用できる。RSATは、Microsoftのダウンロードセンターから無料で入手可能だ。
ブラウザベースのリモートサーバ管理ツールを提供する「Windows Admin Center」を使用し、「Windows Server 2016」またはWindows 10ホストにインストールされているゲートウェイ経由で、「Windows Server 2016」「Windows Server 2012 R2」「Windows Server 2012」「Windows Server 2008 R2」、Windows 10およびその他のシステムを管理することもできる。
ゲートウェイは、定評のあるPowerShellのリモート処理機能とWindows Management Instrumentationのリモート管理ツールセットを使用し、Microsoft EdgeやGoogle Chromeを使用してどこからでもサーバを安全に接続し管理できる。Windows管理センターはMicrosoftから無料で入手できる。
Microsoftのツールなど、無料ツールで利用可能なほとんどの機能は、安全な通信を重視しており、Windows OSに既にインストールされている管理機能に依存している。例えばRSATには、Active Directoryドメインサービスツール、グループポリシー管理ツール、ドメインネームシステム/ダイナミックホストコントロールプロトコルサーバ機能、ファイルサービスツール、共有およびストレージ管理コンソールスナップインツールが含まれている。
本稿ではその他、SolarWinds、NinjaRMM、MNX Solutionsの製品・サービスを取り上げる。
フォルクスワーゲンがGoogleとタッグ 生成AI「Gemini」搭載で、何ができる?
Volkswagen of AmericaはGoogleと提携し、Googleの生成AI機能を専用アプリ「myVW」に導入...
JAROに寄せられた「広告への苦情」は50年分でどれくらい? 業種別、媒体別の傾向は?
設立50周年を迎えた日本広告審査機構(JARO)が、これまでに寄せられた苦情を取りまとめ...
データサイエンティストの認知率は米国6割、インド8割 さて、日本は?
データサイエンティスト協会は、日本と米国、インド、ドイツの4カ国で、データサイエンテ...