リモートサーバ管理ツールを比較 本当に役立つ製品は?Microsoft製以外にも広がる選択肢

リモートサーバの監視と保守に最適なツールは、IT環境や予算によって異なる。本稿ではMicrosoftの提供サービスからサードパーティー製ソフトウェアまで、便利なリモートサーバ管理ツールを紹介する。

2019年01月10日 05時00分 公開
[Stephen J. BigelowTechTarget]

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 導入後すぐに利用できるパッケージから、高度な構成が可能なソフトウェアまで、多くのリモートサーバ管理ツールがある。ツールの選択は、ツールを管理する環境だけでなく、コストや組織の複雑さにも左右される。

 Windows Serverシステムを管理するリモートサーバ管理ツール(RSAT)は、「Windows 10 Professional」「Windows 10 Enterprise」「Windows 10 Education」エディションを実行しているリモートデスクトップから使用できる。RSATは、Microsoftのダウンロードセンターから無料で入手可能だ。

 ブラウザベースのリモートサーバ管理ツールを提供する「Windows Admin Center」を使用し、「Windows Server 2016」またはWindows 10ホストにインストールされているゲートウェイ経由で、「Windows Server 2016」「Windows Server 2012 R2」「Windows Server 2012」「Windows Server 2008 R2」、Windows 10およびその他のシステムを管理することもできる。

 ゲートウェイは、定評のあるPowerShellのリモート処理機能とWindows Management Instrumentationのリモート管理ツールセットを使用し、Microsoft EdgeやGoogle Chromeを使用してどこからでもサーバを安全に接続し管理できる。Windows管理センターはMicrosoftから無料で入手できる。

 Microsoftのツールなど、無料ツールで利用可能なほとんどの機能は、安全な通信を重視しており、Windows OSに既にインストールされている管理機能に依存している。例えばRSATには、Active Directoryドメインサービスツール、グループポリシー管理ツール、ドメインネームシステム/ダイナミックホストコントロールプロトコルサーバ機能、ファイルサービスツール、共有およびストレージ管理コンソールスナップインツールが含まれている。

 本稿ではその他、SolarWinds、NinjaRMM、MNX Solutionsの製品・サービスを取り上げる。

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