2019年03月11日 05時00分 公開
特集/連載

ITインフラは「究極の仮想化」へ 5G、クラウド、ギガビット無線LANで企業ネットワークインフラが消滅する日

クラウド、5G、スモールセル、BYODなどによって、企業のネットワークインフラが完全になくなる可能性はあるだろうか。将来的になくなる可能性が大いにある。

[Craig Mathias,TechTarget]
画像

 数年前、筆者は「極度の仮想化」(EV=Extreme Virtualization)という考え方を提唱した。これは、企業のITインフラを、アクセスポイント、イーサネットスイッチ、WAN接続など、インターネット接続に不可欠な要素だけを残し、それ以外はなくす、という考え方だ。つまりサーバ、ストレージ、運用/管理ツールなどは全てクラウドを利用する。

 ただし、この考え方に立ちふさがる技術的な問題が幾つかある。最大の障害は、インターネットサービスプロバイダー(ISP)接続のパフォーマンスだ。そのような課題は確かにあるが、それでも筆者はITインフラをアウトソーシングと仮想化によって極限まで縮小させることが、大企業を含め、企業のIT部門に求められる将来の理想的な形態だと考えている。

 クラウドは、信頼性、拡張性、低コストといったメリットを、ネットワークにもたらすようになった。WANの伝送速度が向上し続けているため、EVは今後10年以内に実現する可能性がある。

 そこでEVの考え方をさらに広げ、「究極の仮想化」(UV=Ultimate Virtualization)という考え方を提唱したい。UVは、ITインフラを全く必要としない。つまり、企業にはLAN、無線、その他ネットワークに関連するものは何も必要なく、オンプレミスのITインフラとしてはユーザーが仕事をするために持ち込むデバイスだけが存在する。

コスト構造を変えるネットワークのアウトソーシング

ITmedia マーケティング新着記事

news105.jpg

ITツールの利用効果に対する実感に世代間ギャップ――Dropbox Japan調査
国内企業における創造性とITツール利用に関する実態調査です。

news035.jpg

エードット×BIRDMAN デジタルクリエイティブ界の強力タッグが目指す「広告のいらない世界」
プロデュースカンパニーとして急成長中のエードットが総合クリエイティブプロダクション...

news092.jpg

10代女子に聞いたお年玉の使い道、「貯金」「推し活」が上位に――バイドゥ調べ
イマドキの女子はもらったお年玉をどう使っているのでしょうか。