仮想マシンでネットワーク機能を実現する「NFV」の3つの利点とは?汎用サーバに実装

ネットワークデバイスの機能を汎用サーバで実現する「NFV」は、企業にどのような恩恵をもたらすのだろうか。主要な3つの利点を解説する。

2019年04月19日 05時00分 公開
[Dan CondeTechTarget]
画像

 ルーティングや負荷分散といったネットワーク機能は、専用のネットワークデバイスで提供するのが一般的だった。これに対して「NFV」(ネットワーク機能仮想化)が目指すのは、汎用(はんよう)サーバに構築した仮想環境に、ネットワーク機能を実装することだ。

NFVの3つの利点

 NFVに高い関心を示すのは通信会社などの事業者だが、一般的な企業もNFVの恩恵を受けることができる。NFVの主要な3つの利点は、以下の通りだ。

  • 専用のネットワークデバイスではなく汎用サーバを利用可能
  • 1台のデバイスに複数のネットワーク機能を搭載
  • 柔軟なプロビジョニング(配備)

 それぞれの利点を詳しく説明しよう。

1.専用のネットワークデバイスではなく汎用サーバを利用可能

ITmedia マーケティング新着記事

news193.jpg

IASがブランドセーフティーの計測を拡張 誤報に関するレポートを追加
IASは、ブランドセーフティーと適合性の計測ソリューションを拡張し、誤報とともに広告が...

news047.png

【Googleが公式見解を発表】中古ドメインを絶対に使ってはいけない理由とは?
Googleが中古ドメインの不正利用を禁止を公式に発表しました。その理由や今後の対応につ...

news115.jpg

「TikTok禁止法案」に米大統領が署名 気になるこれからにまつわる5つの疑問
米連邦上院が、安全保障上の理由からTikTokの米国事業の売却を要求する法案を可決し、バ...