クラフトビールメーカーがクラウドをやめてHCI「VxRail」に移行した理由「Fat Tire」「Voodoo Ranger」のメーカーが決断

ビールメーカーのNew Belgium Brewing Companyは、業務アプリケーションを稼働させていたクラウドをやめて、HCIに移行した。何が理由だったのか。

2020年01月23日 09時30分 公開
[Garry KranzTechTarget]

 クラフトビールを製造するNew Belgium Brewing Companyは、ベンダーが運用するインフラの一部を特定のユーザー企業が専有する「ホスティング型プライベートクラウド」に関するさまざまな課題から解放された。ビールメーカーとして約30年の歴史を持つ同社は、ホスティング型プライベートクラウドの利用をやめ、ハイパーコンバージドインフラ(HCI)に移行した。採用したのはDell EMCのHCIアプライアンス「Dell EMC VxRail」(以下、VxRail)だ。

 New Belgium Brewingは米コロラド州フォートコリンズに本社を置き、約700人の従業員を抱える。製造するビールの代表的なブランドは「Fat Tire」と「Voodoo Ranger」だ。同社はマルチテナントのホスティングサービスでホスティング型プライベートクラウドを構築し、ERP(統合管理)、CRM(顧客関係管理)、データウェアハウス(DWH)などのシステムを運用していた。製造と生産を管理するシステムは、各拠点に設置した固有のストレージシステムを利用してきた。

 「ホスティング型プライベートクラウドのコストと運用管理に、事業から得られる利益の全てをつぎ込んでしまうことになった」。New Belgium BrewingでIT分野を統括するジェイク・ヤケル氏は、ホスティング型プライベートクラウドからHCIに移行した背景をこう語る。

クラウドからHCIへの移行を決意

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