改定版「CCNA」に加わった新分野と変わらないネットワークの基礎知識は?「CCNA」改定のポイント【後編】

ネットワーク担当者の登竜門とも言えるCisco認定試験の「CCNA」の内容が改定された。受験者は具体的にどのような項目を新たに学習する必要があるのか。

2020年03月30日 05時30分 公開
[Michaela GossTechTarget]

 Cisco Systems製品に関する技術者資格「シスコ技術者認定」(Cisco Career Certifications)の改訂のうち、最も大きな点の一つがネットワーク技術者の登竜門とも言える「CCNA」(Cisco Certified Network Associate)の認定試験の内容が一新した点だ。CCNAの公式ガイドブック『Official Cert Guide』の著者を務めてきたウェンデル・オドム氏は、CCNAの新認定試験「200-301 CCNA」のガイドブック『Official Cert Guide』も「Volume 1」「Volume 2」の2冊構成で既に書き上げている。新しい認定試験では何が新しくなったのか、オドム氏の話を基に紹介する。

―― 新しいCCNA認定試験が扱うのはどのようなトピックですか。

ウェンデル・オドム氏(以下、オドム氏) Volume 1は無線LANに4つの章を割いている。内容は基本的なものだ。例えば下記のようなトピックを扱う。

  • 無線LANアクセスポイント(AP)とは何か
  • 無線規格にはどのようなものがあるか
  • APをどのようにスタンドアロン(自律型)APとして構成するか
  • APの構成を無線LANコントローラーでどのように設定するか

 こうしたトピックはネットワーク担当者にとってはあまり奥深い内容ではないが、それが学習の最初のステップだ。CCNAは、ネットワーク技術を学ぶ上で最初のステップとなる内容を豊富に盛り込んでいる。

 新しいCCNA認定試験は、下記のような新たなトピックを扱っている。

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