ウォルマートが「Apache Kafka」に貢献してまで克服したかった“壁”とは実例で探る「Apache Kafka」の可能性【後編】

Walmartは「Apache Kafka」を利用して、自社サービスのオンライン取引の不正検出を実行するシステムを開発した。同社はある課題を解決するために、Kafkaプロジェクトへの貢献を惜しまなかったという。その課題とは。

2020年11月20日 05時00分 公開
[Sean Michael KernerTechTarget]

関連キーワード

Apache | アプリケーション開発 | データ


 オープンソースのメッセージキュー/ストリーム(連続的に発生し続けるデータ)処理ミドルウェア「Apache Kafka」(以下、Kafka)は、イベント駆動型アプリケーションの実現に役立つ。前編「医療機関がコロナ対策に『Apache Kafka』を活用 ストリーム処理の実力は」は、Kafkaを活用する米国疾病管理予防センター(CDC:Centers for Disease Control and Prevention)の取り組みを紹介した。

 小売業者Walmart(ウォルマート)もKafkaを使用する企業の一社で、不正検出などのさまざまなアプリケーションにKafkaを利用している。同社のシニアソフトウェアエンジニアであるナビンダー・パル・シング・ブラー氏は、Kafkaに関するオンラインカンファレンス「Kafka Summit」のユーザーセッションで、同社におけるKafkaの使用方法、Kafkaを改善するために実施したオープンソースプロジェクトへの貢献を語った。

ウォルマートは自らKafkaを改善

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

From Informa TechTarget

お知らせ
米国TechTarget Inc.とInforma Techデジタル事業が業務提携したことが発表されました。TechTargetジャパンは従来どおり、アイティメディア(株)が運営を継続します。これからも日本企業のIT選定に役立つ情報を提供してまいります。

ITmedia マーケティング新着記事

news070.jpg

CMOはなぜ短命? なぜ軽視される? いま向き合うべき3つの厳しい現実
プロダクト分析ツールを提供するAmplitudeのCMOが、2025年のマーケティングリーダーに課...

news214.jpg

トラフィック1300%増、生成AIがEコマースを変える
アドビは、2024年のホリデーシーズンのオンラインショッピングデータを公開した。

news129.jpg

「ドメインリスト貸し」は何がマズい? サイトの評判の不正使用について解説
「サイトの評判の不正使用」について理解し、正しい対策が取れるにしましょう。