感染症拡大を受け、教職員のテレワークとオンライン授業の実施を余儀なくされたアリゾナ州立大学が「Slack」を導入した。どのように導入し、どう活用しているのか。
アリゾナ州立大学(ASU:Arizona State University)は、テレワークをする教員と職員、そして学生のオンライン授業のためにSlack Technologiesのビジネスチャットツール「Slack」を導入した。同校のIT部門でエンタープライズイニシアチブ担当エグゼクティブディレクターを務めるウォリック・ポンド氏は、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の拡大でテレワークとオンライン授業を実施する必要が生じたことから、Slackを大学校舎の延長にするための導入プロジェクトを始めた。
Slackの導入のために、ASUは部署を横断した専門チームを編成した。この専門チームの協力により、同校は各種コミュニケーションツールで運用していた5000個以上の「ワークスペース」(組織単位の大規模グループ)をSlackに移行し、各クラスや教育課程のための新しいワークスペースを作成した。導入作業を完了した後は専門チームを解散させ、各エンドユーザーが必要なワークスペースと「チャンネル」(話題単位の小グループ)を自分で作成できるようにした。
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