大学がテレワークやオンライン授業に「Slack」を活用 使い倒す工夫とは?保険会社と大学の「Slack」導入事例【後編】

感染症拡大を受け、教職員のテレワークとオンライン授業の実施を余儀なくされたアリゾナ州立大学が「Slack」を導入した。どのように導入し、どう活用しているのか。

2020年11月19日 05時00分 公開
[Katherine FinnellTechTarget]

 アリゾナ州立大学(ASU:Arizona State University)は、テレワークをする教員と職員、そして学生のオンライン授業のためにSlack Technologiesのビジネスチャットツール「Slack」を導入した。同校のIT部門でエンタープライズイニシアチブ担当エグゼクティブディレクターを務めるウォリック・ポンド氏は、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の拡大でテレワークとオンライン授業を実施する必要が生じたことから、Slackを大学校舎の延長にするための導入プロジェクトを始めた。

 Slackの導入のために、ASUは部署を横断した専門チームを編成した。この専門チームの協力により、同校は各種コミュニケーションツールで運用していた5000個以上の「ワークスペース」(組織単位の大規模グループ)をSlackに移行し、各クラスや教育課程のための新しいワークスペースを作成した。導入作業を完了した後は専門チームを解散させ、各エンドユーザーが必要なワークスペースと「チャンネル」(話題単位の小グループ)を自分で作成できるようにした。

改善が続くSlackの活用法

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

From Informa TechTarget

お知らせ
米国TechTarget Inc.とInforma Techデジタル事業が業務提携したことが発表されました。TechTargetジャパンは従来どおり、アイティメディア(株)が運営を継続します。これからも日本企業のIT選定に役立つ情報を提供してまいります。

ITmedia マーケティング新着記事

news156.jpg

AIはGoogleの地位を揺るがしているのか? Domoが年次レポートを公開
Domoの年次レポート「Data Never Sleeps」は、インターネット上で1分間ごとに起きている...

news162.jpg

3500ブランドの市場・生活者データでマーケターのアイデア発想を支援 マクロミル「Coreka」でできること
マクロミルが創業25年で培ったリサーチや分析ノウハウを結集し、アイディエーションプラ...

news064.jpg

Googleの独占市場が崩壊? 迫られるChrome事業分割がもたらす未来のシナリオ
本記事では、GoogleがChrome事業を分割した後の世界がどのようなものになるのか、そして...