「自宅用コラボレーションデバイス」のメリットと注意点【前編】
“不快なWeb会議”を解消する「自宅用コラボレーションデバイス」の実力
テレワークが珍しくなくなった昨今、「ヘッドセットとPC内蔵Webカメラ」によるWeb会議に限界を感じるテレワーカーも現れつつある。改善策となり得るのが「自宅用コラボレーションデバイス」だ。そのメリットとは。
テレワークが恒久的なポリシーとなりつつある中で、ITリーダーは「ヘッドセットとノートPC内蔵のWebカメラ」という組み合わせから一歩進んだ「自宅用コラボレーションデバイス」に目を向けるようになっている。ベンダー各社もこのトレンドに着目し、テレワーカーが会社の会議室と遜色ない品質のコラボレーションを実現できる、新しい自宅用コラボレーションデバイスの宣伝に力を注いでいる。
Web会議の「音が聞き取りづらくて集中できない」を解消
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自宅用コラボレーションデバイスのハイエンドモデルに投資する価値があると考える企業や従業員は存在する。一方で自宅用コラボレーションデバイスを導入するメリットが、コストや労力に見合わないこともある。自宅用コラボレーションデバイスを採用するメリットとは何だろうか。
一般的な自宅用コラボレーションデバイスは、高解像度のディスプレイとWebカメラ、コミュニケーションツールなどの専用ソフトウェアを搭載する。これで従業員は進行中の会議に縛られることなく、手持ちのノートPCやデスクトップPCを使って別の作業ができるようになる。こうした自宅用コラボレーションデバイスは単体での利用が可能で、設置場所を問わない。ほとんどはデスクやテーブルの周りで手軽に動かせる。壁に掛けられるものもある。
自宅用コラボレーションデバイスに搭載されているWebカメラやマイクは、ノートPCが標準搭載するものよりも概して高性能で、Web会議によくある「音が聞き取りづらくて集中できない」といった不満を減らす助けになる。利用目的が「対面のコミュニケーションに近づけること」にあるとすれば、自宅用コラボレーションデバイスはその期待に応えられる品質におおむね到達している。
文字通りコラボレーション専用の道具である自宅用コラボレーションデバイスは総じて、全般的な使用感がシンプルだ。ワンタッチ操作での会議参加機能や統合型の操作メニュー画面、マルチタッチ操作が可能なホワイトボード機能、注釈機能、カレンダー機能などを備える自宅用コラボレーションデバイスもある。こうした機能を「なくてはならない機能だ」と考える従業員もいるだろう。
自宅用コラボレーションデバイスは、IT部門の技術サポートの負担を軽減してくれる。コミュニケーションツールやドライバが、従業員のPCにインストールされている他のサービスやソフトウェアと干渉する場合、トラブルシューティングが難しくなりがちだ。コミュニケーションツールを実行するデバイスを限定できれば、こうした問題をおおむね排除できる。IT部門がテレワーカーの技術サポート簡略化を目指す場合、自宅用コラボレーションデバイスの導入が役に立つ可能性がある。
後編は、自宅用コラボレーションデバイスの注意点を考察する。
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