教育機関にとって、新型コロナウイルス感染症対策としてのオンライン教育の導入は喫緊の課題だ。一方で新たなシステムの導入に伴うセキュリティ問題への対処もおろそかにはできない。教員の置かれた状況は。
教育機関は長い間サイバー攻撃の標的にされてきた。新型コロナウイルス感染症(COVID-19)対策でさまざまな教育機関がオンライン教育を実施する中、教育機関を狙うサイバー攻撃が勢いを強めている。「オンライン教育を実施する教育機関は非常に脆弱(ぜいじゃく)になっている」と、セキュリティベンダーSonicWallのCEO、ビル・コナー氏は述べる。
エンドポイントセキュリティベンダーMorphisecは米国の500人以上の教員や管理者を対象に、COVID-19がオンライン教育に与えた影響について調査した。同社は調査結果を交えて、以下の見解を示した。
ランサムウェア攻撃は増加し、巧妙化が進んでいます。にもかかわらずK-12(注)の教員の半数以上は、所属する教育機関からランサムウェアの危険性について警告を受けていません。オンライン教育に移行する上で「ランサムウェアが最も重要なリスクになると感じている」と答えた教員は、K-12およびそれ以上の教育機関全体で13%にとどまりました
※注:幼稚園から高等学校までの教育機関。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
お知らせ
米国TechTarget Inc.とInforma Techデジタル事業が業務提携したことが発表されました。TechTargetジャパンは従来どおり、アイティメディア(株)が運営を継続します。これからも日本企業のIT選定に役立つ情報を提供してまいります。
Metaに潰されないために残された生き残りの道は?――2025年のSNS大予測(Snapchat編)
若年層に人気のSnapchatだが、大人にはあまり浸透していない。一方で、AR(拡張現実)開...
「猛暑」「米騒動」「インバウンド」の影響は? 2024年に最も売り上げが伸びたものランキング
小売店の推定販売金額の伸びから、日用消費財の中で何が売れたのかを振り返るランキング...
Netflixコラボが止まらない 「イカゲーム」シーズン2公開で人気爆上がり必至のアプリとは?
Duolingoは言語学習アプリとNetflixの大人気ドラマを結び付けたキャンペーンを展開。屋外...