「Windows Virtual Desktop」(WVD)を利用するときは、運用をマネージドサービスプロバイダー(MSP)に任せるのも手だ。MSP4社が提供するWVDのマネージドサービスの内容を説明する。
MicrosoftのDaaS(Desktop as a Service)「Windows Virtual Desktop」(WVD)を利用するときは、マネージドサービスプロバイダー(MSP)に運用を委託するという選択肢がある。WVDにもマネージドサービスが幾つかある。中編「『Windows Virtual Desktop』のマネージドサービスを賢く選ぶ7つのポイント」に続く本稿は、米国でWVDのマネージドサービスを提供するDalechek Technology GroupとLunavi、Nerdio、Atmoseraのサービス内容と特色を説明する。
Dalechek Technology Groupは、多様なマネージドサービスを提供するMSPだ。同社が提供するWVDのマネージドサービスは、仮想デスクトップへのアプリケーションの実装や仮想デスクトップのイメージファイルの管理、インシデント管理、パッチ管理など多岐にわたるサービスを提供する。
Lunaviはマネージドサービスだけでなく、他にもさまざまなIT関連サービスを提供する。これらのサービスにはデータセンターコロケーションやアプリケーション開発などが含まれる。同社はWVDの導入作業や仮想デスクトップの構築といったサービスの提供に加え、既存のオンプレミスVDI製品からWVDに移行する企業の支援に重点を置いている。
Nerdioは「Microsoft Azure」を専門に扱うMSPだ。同社のマネージドサービスは、WVDの管理に伴うさまざまな作業を簡素化することを目指す。同社は「Nerdio Manager for WVD」という独自のWVDの管理ツールを提供する。Nerdio Manager for WVDを利用することで、IT管理者はWVDのインフラに当たるクラウドサービス「Microsoft Azure」の管理を簡素化できる。
Atmoseraは従業員規模が25〜500人のユーザー企業に向けて、迅速にWVDの利用を始めるためのマネージドサービスを提供するバックアップやライセンス管理、パッチ管理など運用中の管理作業も支援する。
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