Apple製デバイスの管理においては、管理ツールがどのような他ツールと連携可能なのか、利用料金は幾らなのか、といった観点も重要だ。こうした観点で「Jamf」と「Fleetsmith」を比較してみよう。
中編「『Jamf』『Fleetsmith』の長所と短所を比較 Mac管理がしやすいのはどっち?」に続き、Apple製デバイス管理の主要ツール「Jamf」と「Fleetsmith」の違いを紹介する。本稿は特に他ツールとの連携や利用料金の違いに焦点を当てる。比較時に不確定要素になるポイントも併せて考えてみよう。
Jamfは連携可能なサードパーティー製品が多彩だ。例えばJamfは、Microsoftのデバイス管理ツール「Microsoft Intune」と連携するためのプラグインを提供する。その他にもJamfは、Microsoftのディレクトリサービス「Active Directory」(AD)、電子証明書管理ツールの「Venafi」や「DigiCert」、ログ解析ツール「Splunk」、ADの証明書サービス「Active Directory Certificate Services」などとも連携可能だ。Jamfが用意するAPI(アプリケーションプログラミングインタフェース)を介して、Jamf Proとサードパーティー製ツールの間の連携も実現する。
Fleetsmithの他ツールとの連携はより限定的だ。連携可能なツールに、Appleのプッシュ通知サービス「Apple Push Notification Service」、Googleのセキュリティツール「Santa」がある。
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