2021年11月09日 05時00分 公開
特集/連載

「Exchange」の脆弱性公開の裏で起きていた“ある論争”とは?Exchange「Autodiscover」の脆弱性とは【後編】

Guardicoreは、Microsoftの「Exchange Server」「Exchange Online」の機能に脆弱性が存在することを報告した。その報告を受けてMicrosoftとGuardicoreの間には、ある“論争”が起こった。何が起きたのか。

[Alexander Culafi,TechTarget]

 セキュリティベンダーGuardicoreは調査レポートを公開し、Microsoftのメールサーバ製品「Exchange Server」およびメールサービス「Exchange Online」の設定自動検出機能「Autodiscover」に脆弱(ぜいじゃく)性が存在することを指摘した。脆弱性の概要や対策は、前編「『Exchange』の“設計上のミス”が招いた情報漏えいとは?」、中編「『Exchange Server』『Exchange Online』の情報漏えいを防ぐ2つの対策」で説明した通りだ。

両者の間で起きた“論争”の中身

 Guardicoreのレポートに対してMicrosoftは、「Guardicoreがレポートを公開する前に脆弱性開示プロセスに従わなかった」と批判した。レポートの著者であるGuardicoreのセキュリティリサーチ担当エリアバイスプレジデントのアミット・サーパー氏は、ミニブログ「Twitter」への投稿で次のように反論した。

私のレポートは、2017年にこの問題を明らかにした調査結果を明確に引用しています。発見者のShape Securityは、この調査結果をまとめた論文を「Black Hat Asia 2017」(訳注:同年開始のセキュリティイベント)で発表しており、論文は以下のリンクから閲覧可能です。当時、この脆弱性は確かにゼロデイ(訳注:パッチ未配布)でした。ですが2021年9月23日現在、少なくともそれから1460日経過しています

 TechTargetはGuardicoreに追加のコメントを求めたが、回答は得られなかった。

TechTarget発 先取りITトレンド

米国TechTargetの豊富な記事の中から、最新技術解説や注目分野の製品比較、海外企業のIT製品導入事例などを厳選してお届けします。

ITmedia マーケティング新着記事

news178.jpg

Netflixはこれからどう稼ぐつもり?
「ITmedia マーケティング」では、気になるマーケティングトレンドをeBookにまとめて不定...

news092.png

クラウドサーカスのMAツール「BowNow」が機能拡充、無料版でもメール配信が可能に
リードナーチャリング活動をよりミニマムにスタート可能に。

news016.jpg

「A/Bテスト」ツール 売れ筋TOP10(2022年5月)
今週は、「A/Bテスト」ツールの売れ筋TOP10を紹介します。