Dockerで簡単に試せるOSSのローコード開発ツール「Budibase」多彩なデータソースを利用可能

オープンソースのローコード開発ツールが登場した。Dockerコンテナも用意されているので、簡単にインストールして試すことができる。GitHubには日本語READMEも用意されている。

2022年03月16日 08時00分 公開
[Adrian BridgwaterComputer Weekly]

 「Budibase」はオープンソース(ライセンス:GPL v3)のローコード開発ツールだ。

 Webを中心とするヘルプデスクアプリケーションや顧客/ユーザーとの対話ツールなど、インタラクティブ性と入出力レートが高いアプリケーションを構築するならばBudibaseを検討してみる価値がある。Budibase社によると、このツールは在庫管理プラットフォームや応募者追跡システムなどの構築にも適しているという。

 Budibaseは「PostgreSQL」「MySQL」「MongoDB」「Amazon S3」「Apache CouchDB」「Airtable」などの外部データソースに接続してデータをフェッチし、クエリできる。REST APIを使ってデータを取り込むことも可能だ。

iStock.com/Kittisak_Taramas

 組み込みデータベースもある。

 「Budibaseでアプリケーションを作成するのに既存のデータは必要ない。Budibaseの組み込みデータベースとテーブルを使えば、アプリケーションを一から構築できる。CSVをアップロードすることも可能だ。リレーションシップ、添付ファイル、数式など、多様なデータ型と機能から選択できる」(Budibase社)

 Budibaseには、設計や管理を提供するツールもある。

 Webhook、トリガー、アクションによって駆動される自動化機能もある。ソフトウェアエンジニアがスクリプトを追加してカスタムチューニングすることも可能だ。

 同社は、ブログなどを通じて幅広くオープンに情報を提供している。プロセスマイニングのメカニズム、レガシーアプリケーションの特定とモダナイズ作業、プラットフォームのビルドとリリースに関連するストーリーへのちょっとした「味付け」といった記事がある。

 Budibaseには好印象を持った。さて、バディとして仲良くなれるだろうか。

 BudibaseはGitHubでダウンロードできる。

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