2022年05月20日 10時00分 公開
特集/連載

「Teamsで電話」をもっと身近にする「Operator Connect Accelerator」とは?Teamsに「Operator Connect」がもたらすもの【前編】

Microsoftは「Teams」で利用可能な電話サービスを充実させようとしている。その肝となるのが、通信事業者向け支援プログラム「Operator Connect Accelerator」だ。その中身は。

[Mike Gleason,TechTarget]

 Microsoftは、通信事業者が自社の電話サービスをユニファイドコミュニケーション(UC)システム「Microsoft Teams」(以下、Teams)で利用できるようにするための支援を強化している。2022年4月、同社は「Operator Connect Accelerator」を開始した。Operator Connect Acceleratorは、Teamsで公衆交換電話網(PSTN:Public Switched Telephone Network)の電話サービスを利用可能にする「Operator Connect」(オペレーター接続)の普及に向けた、通信事業者向け支援プログラムだ。

そもそも「Operator Connect Accelerator」とは何なのか

 Operator Connect Acceleratorにより、MicrosoftはTeamsで利用可能な電話サービスを増やすことを狙う。Teamsのユーザー企業は電話サービスの選択肢が増えれば、より有利な条件で電話サービスを契約できるようになる可能性がある。

 インテグレーター(システムやネットワークの構築会社)の力を借り、通信事業者がOperator Connectを利用する際のハードルを下げることが、Operator Connect Acceleratorの目的だ。インテグレーターはAPI(アプリケーションプログラミングインタフェース)を開発したり、ゲートウェイ装置である「セッションボーダーコントローラー」(SBC)をサービス型で提供したりして、通信事業者が電話サービスをTeamsで利用可能にするのを支援する。Operator Connect Acceleratorに参加しているインテグレーターはAudioCodes、NuWave Communications、Ribbon Communications、SIPPIOなど。

 Teamsの研修サービスを手掛けるEmpowering.Cloudの創業者、トム・オーブスナット氏によれば、MicrosoftはOperator Connect Acceleratorによって2種類の企業の需要に応えることを目指している。Operator Connectを使いたいが技術面のハードルが高い通信事業者と、コミュニケーションシステムの見直しに取り組んでいるTeamsのユーザー企業だ。

 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のパンデミック(世界的大流行)を受けて、Teamsの利用を始めたユーザー企業は少なくない。こうしたユーザー企業がこぞって、従来の電話システムを一掃してコミュニケーションシステムをTeamsに一本化させるプロジェクトを進めていると、オーブスナット氏は説明する。

TechTarget発 先取りITトレンド

米国TechTargetの豊富な記事の中から、最新技術解説や注目分野の製品比較、海外企業のIT製品導入事例などを厳選してお届けします。

ITmedia マーケティング新着記事

news194.jpg

残念なブランド体験で8割の顧客は「もう買わない」――Sitecore調査
消費者にとって不都合な事象が発生した際にも、ブランドを好きでいられるのは10人に1人。

news131.jpg

ナイキとアディダスに学ぶ ファンを増やす企業文化とは?
スポーツにおけるトップブランドの座を巡ってし烈な競争を繰り広げてきたナイキとアディ...

news046.jpg

DXにおける「コンサルティング力」とは?
DXが加速する中でコンサルティング人材へのニーズが高まっています。DXにおける「コンサ...