新型コロナウイルス感染症の影響を受けて2020年に縮小した決済市場は、2021年に回復の兆しを見せた。調査によると、パンデミックで決済方法に大きな変化が生じた。
決済市場は、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のパンデミック(世界的大流行)の影響で2020年に規模が落ち込んだが、2021年に回復の兆しを見せたことが明らかになった。
英国の銀行業界団体UK Financeが2022年8月に公開したレポート「UK PAYMENT MARKETS SUMMARY 2022」によると、英国における2021年の決済総数は404億件で、2020年の356億件から回復した。レポートは、パンデミックが決済件数だけではなく、決済手段にも変化を与えたことを示唆した。
英国の決済市場はパンデミックによる強い影響を受けた。2012年から減少を続けていた現金による支払件数は2020年に減少ペースが加速し、2019年比で35%減になった。2011年から継続的に増加してきたデビットカードによる支払件数も、2020年は減少に転じた。
パンデミックは英国における2020年の決済総数の減少を引き起こしただけでなく、決済手段にも変化をもたらした。現金による支払件数が減少した代わりに、ICカードやスマートフォンを決済端末にかざす非接触型決済や、インターネットバンキングでの支払件数が増加した。
ロックダウン(都市閉鎖)が決済手段にもたらした変化は、永続的に続くのだろうか。それとも、ロックダウンによる規制の緩和後は、パンデミック以前のパターンに戻るのか。レポートは今後の先行きに関心を示している。
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