2023年04月13日 05時00分 公開
特集/連載

“AIの在り方”を語るGitHubのCEOが「顧客との対面」にこだわる理由GitHubのCEOが語る未来【第1回】

AI技術はさまざまな業務で実用化しており、アプリケーション開発分野も例外ではない。GitHub社のCEOが、AI技術と開発者の未来を展望するに際して、アジア太平洋地域(APAC)の主要市場を訪問した。その理由とは。

[Aaron TanTechTarget]

 人工知能(AI)技術が問い合わせへの回答やソースコードの記述で活躍するようになってきた。それでも「開発者のニーズは今後もあり続ける」と、ソースコード共有サービスを運営するGitHub社(2018年にMicrosoftが買収)のCEO、トーマス・ドームケ氏は語る。

 ドームケ氏が考える、アプリケーション開発分野でのAI技術の在り方とはどのようなものか。本連載は、アジア太平洋地域(APAC)の主要市場を訪問した同氏が、英Computer Weeklyの取材に対して語ったインタビューをまとめる。

なぜCEO自ら足を運ぶのか

 ドームケ氏は、複雑な問題を解決することにおいて、人間の知性は依然として「AI技術より圧倒的に優れている」と考える。AI技術に単純なタスクを任せることで、人はより生産的になれる可能性があるという。

 世界中の開発者が、ソースコードのホスティングに加えて、開発プロセスの自動化にGitHubを利用していることから、ドームケ氏はソフトウェア開発の最新動向をよく理解している。

―― 今回のAPAC訪問の意義と、滞在中に成し遂げたいことを教えてください。

ドームケ氏 3つの視点がある。1つ目は、企業のCEOにとって顧客と直接触れ合うことは非常に重要だということだ。サンフランシスコの本社など、当社の拠点に来てもらうことで私は顧客と接することができる。だがこちらから顧客の元に出向くことで、会議の進め方やオフィスなどを見て、どのような企業文化を持っているのかを確認できる。実際に見ることは、当社の「顧客最優先」というモットーの一部だ。

 世界の反対側を見るのは、私にとっていつも刺激的な体験だ。私は、シリコンバレーや米国の文化全般に精通しているし、ドイツ人の一人として欧州の文化にも精通している。そのような私がAPAC地域を訪れることで、異なる視点を得ることができる。それは世界を見る上で重要なことだ。


 第2回は、ドームケ氏のAPAC訪問における2つ目と3つ目の視点を紹介する。

Computer Weekly発 世界に学ぶIT導入・活用術

米国TechTargetが運営する英国Computer Weeklyの豊富な記事の中から、海外企業のIT製品導入事例や業種別のIT活用トレンドを厳選してお届けします。

ITmedia マーケティング新着記事

news046.png

B2Bマーケティング支援のFLUED、国内のEC/D2C企業20万社のデータベース「StoreLeads」を提供開始
B2Bマーケティング・営業DXを支援するFLUEDは、カナダのLochside Softwareが提供するECサ...

news054.jpg

サブスク動画配信サービスの市場規模が5000億円超え 最もシェアを伸ばしたサービスは?――GEM Partners調査
定額制動画配信サービスの市場規模は2020年以降、堅調に拡大しています。ただし、成長率...

news044.jpg

ビルコム、PR効果測定ツール「PR Analyzer」に海外ニュースのクリッピング機能を追加
ビルコムは、クラウド型PR効果測定ツール「PR Analyzer」に新機能「海外メディアクリッピ...