パンデミックを経て活気を取り戻したコミュニティーは、「Java」をこれから学ぼうとする開発者にとって心強い存在だ。具体的にどのような交流の場があるのか。そして、なぜ「今こそJava」なのか。
開発者は、対面式のイベントやコミュニティー活動でつながりを深めてきた。新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のパンデミック(世界的大流行)で、いったんは休止せざるを得なかった現実世界でのこうした活動が、再び活気を取り戻している。こうした動きがあることは、プログラミング言語および開発・実行環境「Java」の習得を考える開発者にとって、大きなチャンスだ。
Java開発者向けカンファレンス「JavaOne」は2017年10月開催分を最後に、いったん姿を消した。COVID-19のパンデミックが原因だ。それから5年後の2022年10月。米国サンフランシスコからラスベガスに会場を変えて、JavaOneは復活した。2023年9月には、再びラスベガスで開催する。パンデミックの影響が収まる中、Java開発者はJavaOneに参加しやすくなるすることを期待したい。
各地のJava開発者コミュニティー「Java User Groups」(JUGs)は、COVID-19のパンデミック時に一時活動を控えていた。人々の生活が通常に戻るにつれて、JUGsは徐々に始動を再開させつつある。2023年1月、カナダを拠点にする「Toronto Java Users Group」(Toronto JUG)が、2019年以来の対面イベントを開催した。Toronto JUGは、こうしたイベントを定期的に開催するという。
「これから習得するのに最適なプログラミング言語は何か」という質問に「Javaだ」と答えると、しばしば「なぜ今Javaなのか」と聞かれる。「Javaを学ぶべきではない時期」は存在しない。Java開発者が自由に使えるようになった新しいツールや機能、カンファレンスなどを考えると、「なぜ今Javaなのか」という問いの答えは、すでに出ている。
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