「Java」に関する開発者の認識には、誤っているものが幾つかある。Javaアプリケーション開発について、始める際の面倒さや、手順の冗長さにまつわる“誤解”を取り上げる。
IT業界には、プログラミング言語および開発・実行環境の「Java」を取り巻く神話や誤解がある。これらは、実際に手を動かしてJavaのソースコードを書いてみれば、すぐに拭い去ることができる。本連載は、私が初めてJavaのソースコードを書いたときに得た11個の教訓を紹介する。
Javaアプリケーションのソースコードを書くには、以下が必要だと技術者コミュニティーに言われた。
実際には、これらのことをする必要はなかった。実際は、オンライン開発・実行環境を提供しているWebサイトにアクセスし、Javaのソースコードを書いただけだ。JDKやIDEをダウンロードしなくても、Javaの学習を始めることができる。
開発者コミュニティーは、Javaを冗長だと見なしてきた。プログラミング言語の入門である「Hello World」という文字列を表示するプログラムでさえ、以下のようにさまざまなことを記述しなければいけないと考える人がいる。
かつてJavaプログラムを実行するために、本格的なデスクトップアプリケーションを構築しなければならなかった時代には、このことは正しかった。しかし今はそうではない。
Javaで標準出力にHello Worldと表示するプログラムを作るのに必要なのは、たった1行のソースコードだけだ。これは冗長ではない。アプリケーションが大きく複雑になるほど「Javaのソースコードは冗長だ」という認識は誤解だということが明らかになる。
第2回は、3つ目と4つ目の教訓を紹介する。
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