Java「11個の誤解」を解く【第1回】
「Javaは面倒で冗長」は大きな誤解だった? 今こそ“真実”を学ぼう
「Java」に関する開発者の認識には、誤っているものが幾つかある。Javaアプリケーション開発について、始める際の面倒さや、手順の冗長さにまつわる“誤解”を取り上げる。
IT業界には、プログラミング言語および開発・実行環境の「Java」を取り巻く神話や誤解がある。これらは、実際に手を動かしてJavaのソースコードを書いてみれば、すぐに拭い去ることができる。本連載は、私が初めてJavaのソースコードを書いたときに得た11個の教訓を紹介する。
教訓1.実は面倒じゃない
Javaアプリケーションのソースコードを書くには、以下が必要だと技術者コミュニティーに言われた。
- インストールするJDK(Java開発キット)のバージョンを選択する
- JDKのディストリビューション(配布用パッケージ)を選択する
- JDKをダウンロードして、Javaをインストールする
- 「Eclipse IDE」などのIDE(統合開発環境)をダウンロードして、インストールする
実際には、これらのことをする必要はなかった。実際は、オンライン開発・実行環境を提供しているWebサイトにアクセスし、Javaのソースコードを書いただけだ。JDKやIDEをダウンロードしなくても、Javaの学習を始めることができる。
教訓2.実は冗長じゃない
開発者コミュニティーは、Javaを冗長だと見なしてきた。プログラミング言語の入門である「Hello World」という文字列を表示するプログラムでさえ、以下のようにさまざまなことを記述しなければいけないと考える人がいる。
- クラス(データと操作をまとめたもの)を定義するための「クラス宣言」
- プログラムの開始時に最初に実行する「main」というメソッド(処理)
- 開きかっこと閉じかっこが過不足なく1対1対応した、いくつもの中かっこと丸かっこ
かつてJavaプログラムを実行するために、本格的なデスクトップアプリケーションを構築しなければならなかった時代には、このことは正しかった。しかし今はそうではない。
Javaで標準出力にHello Worldと表示するプログラムを作るのに必要なのは、たった1行のソースコードだけだ。これは冗長ではない。アプリケーションが大きく複雑になるほど「Javaのソースコードは冗長だ」という認識は誤解だということが明らかになる。
第2回は、3つ目と4つ目の教訓を紹介する。
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