「無線ネットワーク」を生かし切る【第1回】
「無線LAN」は有線LANよりも“安くてうまい”のはなぜ?
有線LANが主流だったオフィスのLANは、徐々に無線LANが主流になりつつある。無線LANをはじめとする「無線ネットワーク」を生かすことは、何がうれしいのか。
無線ネットワークはその実用性から、企業の間で活用が広がっている。特にオフィスでの利用が進んでいる無線ネットワークが、標準規格「IEEE 802.11ax」(Wi-Fi 6)準拠の無線LANだ。通信事業者が提供する「5G」(第5世代移動通信システム)のパブリックネットワークを部分的に占有する「プライベート5G」によって、オフィス内の無線ネットワーク構築を進める動きもある。
オフィスにおいて、無線LANなどの無線ネットワークが優れていると言えるのは、なぜなのか。
「無線LANは有線LANより“安いくてうまい”」の真意は
エンドユーザーは、いつでもどこでも利用でき、高速かつ安全な無線ネットワークを切望している。そうした無線ネットワークは、流動的かつ自発的なコラボレーションや、勤務場所を問わない新たなワークスタイルの基盤を成す。
企業が社内における網羅的な無線LANを整備しつつあるとすれば、IT部門は有線LANを中心とした従来のLANの在り方を見直す必要がある。LANの主な構成要素は無線LANであり、有線LANは副次的なものとして、必要なときだけ提供するといった運用を念頭に置くべきだ。
有線LANを無線LANの補助的な存在として位置付ける場合、IT部門は有線LANに費やすコストをどれだけ削減できるのだろうか。オフィスのLANが無線LAN中心であることを前提にすると、エンドユーザー用のエンドポイントにある、スイッチングハブのほとんどのポートを使用する必要がなくなる。結果としてスイッチングハブの台数を削減できる場合がある。
企業が抱えるスイッチングハブの数が少なくなると、購入や電源投入、冷却、保守、管理、セキュリティ対策の対象となるスイッチングハブの数も減る可能性がある。これによりオフィスの新設や改築、再構成の際に、エンドポイント用の有線LANの構築コストを削減し得る。
次回は、Wi-Fi 6準拠の無線LANのメリットを紹介する。
TechTarget発 世界のインサイト&ベストプラクティス
米国TechTargetの豊富な記事の中から、さまざまな業種や職種に関する動向やビジネスノウハウなどを厳選してお届けします。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
TechTarget発 世界のインサイト&ベストプラクティス
米国TechTargetの豊富な記事の中から、さまざまな業種や職種に関する動向やビジネスノウハウなどを厳選してお届けします。
この記事の著者
関連記事
新着ホワイトペーパー PR
-
事例
[フォーティネットジャパン合同会社] 複雑化しがちな「SASE運用」 IT・医療・金融などの事例に見る導入成功の秘訣 -
製品資料
[フォーティネットジャパン合同会社] 「SD-WAN」導入で失敗しないための5つの重要事項 -
技術文書・技術解説
[フォーティネットジャパン合同会社] VPNの代替候補「ZTNA」を理解できるようになる“3大要素”とは? -
事例
[フォーティネットジャパン合同会社] すぐ分かる「SD-WAN」選定のポイント 成功企業はどんな成果を出した? -
製品資料
[SCSK株式会社] 「Dropbox」管理・運用の困りごと解決ガイド
こんなメディアも見られています
TechTargetジャパンに関連する情報をお探しであれば、こちらのメディアもお役に立てるかもしれません。
ベンダーコンテンツ PR
From Informa TechTarget
SpecialPR
アクセスランキング
-
1
半数がブルーカラー転向を視野に? ベテランエンジニアを追い込む“54歳の壁”
-
2
PHP脆弱性「PHP2Shell」で2260万件に影響 情シスの緊急チェックリスト
-
3
「IoT通信環境の構築・運用」に関するアンケート
-
4
「Microsoft 365」が乗っ取られる MFAを破る“本物の画面”の恐怖
-
5
IT製品の導入に関するアンケート「セキュリティ」編
-
6
みずほ証券が「液冷サーバ」を採用 1日3.6億件の計算を支えるための要件
-
7
SAP導入後も残る“Excel依存” 京急電鉄は「kintone」でどう解消した?
-
8
なぜ「Gemini 4 Argon」は出遅れたのか? Googleが狙う“逆転のシナリオ”
-
9
「有線LAN環境」に関するアンケート
-
10
「Windows」の不要なファイルを安全に消して容量を空ける方法
ホワイトペーパーランキング PR
-
1
AI駆動攻撃にどう対抗する? 超速の攻撃からエンドポイントを保護する方法
-
2
2026年のサイバーセキュリティには何が必要か? 最新データに学ぶ傾向と対策
-
3
経験豊富な即戦力人材に直接アプローチできる、「攻めの採用」への転換術
-
4
「IT史に名を残すシステム障害」8選
-
5
最速72分でデータが流出? 最新の脅威トレンドや侵入手法から分かった防衛策
-
6
AI駆動開発のスピードと安全性を両立 「品質・セキュリティ管理」の実践ガイド
-
7
不審メールの経路や見せ方に変化? 2026年夏の3事例から見えた動向と対処方法
-
8
HDDを使わない「SSDオンリー」が無謀なのはなぜ?
-
9
「標的型攻撃メール」事例・サンプル集
-
10
Microsoft 365のメールセキュリティ、3つの“死角”と追加で検討すべき対策とは
TechTargetジャパン SNS
インフォメーション
注目情報をチェック
TechTargetジャパンをフォロー