矢野経済研究所の調査によると、国内のメタバース市場は2023年度に前年度比207.0%増の2851億円まで成長する見込みだという。メタバース市場に参入する事業者の動きとは。
矢野経済研究所が、仮想的な3次元(3D)空間「メタバース」の国内市場の動向を調査した。同社の推計によると、2023年度のメタバースの市場規模は前年度比207.0%の2851億円まで成長する。2027年度には、その市場規模が2兆円を超えるとの見立てだ。
メタバース市場を構成する製品やサービスとして矢野経済研究所が対象としたのは以下だ。同社は2023年4月から7月にかけて、メタバース関連の技術やサービスを扱う国内の事業者を対象に調査した。
2022年度までは、メタバースを活用した取り組みがさまざまな分野で広がったが、2023年度になるとそのブームは沈静化した。一方で、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のパンデミック(世界的大流行)の影響で生じた行動制限が解除され、人々の往来は戻りつつある。こうした変化を受けて、メタバース市場に参入する事業者のビジネスモデルが明確化してきていると矢野経済研究所は分析する。
矢野経済研究所は、人工知能(AI)技術を使ったメタバースの活用に注目している。メタバースに蓄積される膨大なデータをAI技術で処理し、そのデータを仮想店舗での接客やコンテンツ制作に活用する事業者がある。一方で、AI技術が生成したコンテンツには著作権の所在や信頼性に関する課題があり、ビジネスで活用するには解決すべき点があると同社は指摘する。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
DXを実現するためには、開発チームと運用チームのスムーズな連携が必要になる。これを実現する手法がDevOps だが、実践に当たってはいくつかの課題が存在する。本資料ではこの課題と解決策について解説する。
ソフトウェアテストをアウトソースするに当たってはベンダー選びが重要だが、自社に合うテストベンダーをどう選べばよいか分からない、という声もよく聞かれる。そこで、失敗しないベンダー選定の基準を、チェックシート形式で解説する。
ソフトウェア開発ではテストを、開発エンジニアが自ら担当するシーンが散見される。ただ、専門知見を持たない人材が我流でテストしていては、開発品質の担保が難しくなる。この問題の解決には第三者によるテストが重要だ。
DXの推進が叫ばれる中、その中核を担うソフトウェア開発の現場では、IT人材不足をはじめとする5つの課題が顕在化している。それらを解消し、ソフトウェアの品質を高める方法として注目されるのが、ソフトウェアテストの外注だ。
クラウドサービスは今や広く普及し、クリティカルなシステム領域のクラウド移行も進んでいる。このクラウドの利点を徹底的に活用する仕組みが「クラウドネイティブ」だ。この仕組みを、企業はどう取り入れるべきなのか。
なぜ、「kintone」が大企業の「Fit to Standard」に効果的なのか (2025/3/7)
ノーコードは、負の遺産であるアナログ業務をなくせるのか (2024/11/12)
手間もコストもかかるGUIのテストはどうすれば自動化できるのか (2024/6/4)
「システム内製化」が失敗しがちなのはなぜ? “従来のやり方”では駄目な理由 (2024/5/15)
金融機関のモダナイゼーション 最適解に導くには (2024/3/29)
お知らせ
米国TechTarget Inc.とInforma Techデジタル事業が業務提携したことが発表されました。TechTargetジャパンは従来どおり、アイティメディア(株)が運営を継続します。これからも日本企業のIT選定に役立つ情報を提供してまいります。
Cookieを超える「マルチリターゲティング」 広告効果に及ぼす影響は?
Cookieレスの課題解決の鍵となる「マルチリターゲティング」を題材に、AI技術によるROI向...
「マーケティングオートメーション」 国内売れ筋TOP10(2025年4月)
今週は、マーケティングオートメーション(MA)ツールの売れ筋TOP10を紹介します。
「AIエージェント」はデジタルマーケティングをどう高度化するのか
電通デジタルはAIを活用したマーケティングソリューションブランド「∞AI」の大型アップ...