「GPU」の貴重なコンピューティングリソースをできるだけ無駄なく使うには、その使用状況を適切に把握することが欠かせない。仮想マシンでGPUを使う場合のパフォーマンス測定方法とは。
「GPU」(グラフィックス処理装置)は概して高価なデバイスであり、用途としては汎用(はんよう)的に何にでも使用するプロセッサではない。そのリソースを無駄にすることは得策ではないため、IT管理者は仮想マシン(VM)のGPUリソース割り当て量が適切なのかどうか、予定している作業を適切にこなせているのかどうかを把握する必要がある。幸いなことに、そのために使えるツールがある。
GPUのコンピューティングリソースはであるため、リソースが適切に割り当てられていないのであれば、見直しを図る必要がある。それを検討するために、仮想GPU(vGPU)のパフォーマンスの情報を取得するツールを使って状況を把握することができる。
GPUベンダーのNVIDIAは「NVIDIA System Management Interface」(NVSMI、nvidia-smi)というコマンドラインツールを提供している。こうしたツールを使ってGPUの使用状況を監視できる。例えば以下のような情報を取得可能だ。
ハイパーバイザーとして「XenServer」を使っているのであれば、管理ツールに「XenCenter」を使用できる。ゲストOSにWindows Serverを使っているのであれば、「Windows Performance Monitor」や「Windows Management Instrumentation」といった管理ツールも使用できる。
ただし、VMがGPU全体のリソースの利用と制御ができるようにする「パススルーモード」でGPUのリソースを割り当てる場合、GPUのパフォーマンスを監視できるのは、GPUを使用するVMからのみとなる。
米国TechTargetの豊富な記事の中から、さまざまな業種や職種に関する動向やビジネスノウハウなどを厳選してお届けします。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
Boseが新型イヤホンをアクセサリーに CMOが語る「オシャレ推しに転じた理由」は?
2024年2月にオープンイヤー型のイヤホン「Bose Ultra Open Earbuds」を発売したBose。従...
「コミュニティー」の正解はオフライン? オンライン? トレジャーデータがコロナ禍で学んだこと
Treasure Data CDPユーザーが主体となって活動するコミュニティー「Treasure Data Rockst...
ニトリやサツドラも導入 自社ECで「Amazonのようなビジネス」を実現するサービスの魅力
オンラインマーケットプレイス構築を支援するMiraklが日本で初のイベントを開催し、新た...