「頑丈ノートPC」の概要と主要製品6選【第6回】
ノートPCからモバイルサーバまで「Getac」の気になる“頑丈デバイス”
Getac Technologyは、過酷な利用環境を想定した「頑丈デバイス」の製造に特化したPCベンダーだ。同社のノートPCやタブレット、モバイルサーバのスペックを紹介する。
工場や災害現場、軍事基地など、通常のノートPCでは故障してしまうような過酷な利用環境で活躍するのが「頑丈ノートPC」だ。落下したり乱暴な扱いを受けたりしても簡単に壊れない高耐久性の設計を採用している。本稿は、頑丈デバイスの製造に特化したPCベンダーGetac Technologyと、同社が提供するノートPCとタブレット、モバイルサーバを紹介する。
Getac「頑丈PC」のスペックを解説
併せて読みたいお薦め記事
連載:「頑丈ノートPC」の概要と主要製品6選
- 第1回:全然壊れない「頑丈ノートPC」が存在する理由 なぜ普通は“きゃしゃ”なのか?
- 第2回:壊れにくさを追求した「頑丈ノートPC」なら“見るべきスペック”はこれだ
- 第3回:“壊れないPC”の元祖「TOUGHBOOK」の気になるスペックはこれだ
- 第4回:Dellの高耐久PC「Latitude Rugged」は頑丈なだけじゃない そのスペックは?
- 第5回:頑丈ノートPC「Durabook」のすごさとは? 米軍お墨付きのスペック
ノートPC買い替えに関する記事
台湾に本拠を置くGetac Technologyは、1989年に航空機エンジンメーカーGE Aerospaceとコングロマリット(複合企業体)MiTAC-SYNNEX Groupの合弁事業としてスタートした。当初、同社は防衛産業向けに頑丈な電子機器の設計や製造、供給を担っていたが、2007年から同社ブランドの製品を一般市場にも提供し始めた。
Getac Technologyは頑丈シリーズとして、PCやタブレット、カメラの他、モバイルサーバも提供する。豊富な機能や組み込みオプション、保証とカスタマーサービスを提供する他、ディスプレイのサイズと構成が幅広いのが特徴だ。
- 規格
- 米国防総省が制定するMIL規格「MIL-STD-810H」適合
- OS
- 「Windows 10」「Windows 11 Pro」「Windows Server 2022」のいずれかを搭載
- CPU(中央処理装置)
- モバイルサーバ「Getac X600 Server」
- 「Intel Xeon W-11865MRE」を搭載
- ノートPC「Getac B360 Pro」
- 「Intel Core i5-1240P」「Intel Core i5-1250P」「Intel Core i7-1260P」「Intel Core i7-1270P」「Intel Core i7-1280P」を搭載
- タブレット「Getac T800」
- 「Intel Atom Processor x7-Z8750」を搭載
- モバイルサーバ「Getac X600 Server」
- GPU(グラフィックス処理装置)
- Getac X600 Server
- 「Intel UHD Graphics」を搭載
- Getac B360 Pro
- 「Intel Iris Xe Graphics」を搭載
- Getac T800
- 「Intel HD Graphics」を搭載
- Getac X600 Server
- バッテリー
- 14~24時間
- ホットスワップ(PCの再起動を必要としないで、PCに新しいデバイスを接続する機能)可能なセカンドバッテリーをオプションで提供
- 外付けバッテリーも利用可能
- メモリ容量
- Getac X600 Serverは32GB~128GB
- Getac B360 Proは8GB~64GB
- Getac T800タブレットモデルは4GB~8GB
- SSD
- 最大2TB
- ストレージインタフェース規格「NVMe」(Non-Volatile Memory Express)で接続する内蔵SSDを2台まで追加可能
- Getac X600 Serverでは、最大22TBの外付けRAID(Redundant Array of Inexpensive Disks)アレイも利用可能
- Getac T800は128GB~256GBの「eMMC」(組み込み用途向けNAND型フラッシュメモリ)に制限される
- ディスプレイサイズと解像度
- モバイルOS「Android」搭載デバイスは7型HD
- Windows搭載デバイスは8型(XGA)から、15型のフルHD
- モバイルブロードバンド
- Getac T800は「LTE」(Long Term Evolution)を含む「4G」(第4世代移動通信システム)が利用可能
- Qualcomm Technologiesの5G通信用モバイル端末向けチップセット「Snapdragon 660」がオプションで利用可能
- ネットワーク接続
- 「パススルー」(ケーブルテレビで受信した電波をそのまま伝送する方式)方式のアンテナなど多数のオプションを用意
- その他オプション機能
- GPS(全地球測位システム)機能
- 顔認証機能の「Windows Hello」
- 周辺機器の接続規格
- USB 3.2 Type-A
- Thunderbolt 4 USB-C
- microSDカードスロット
- オーディオ用ミニジャック
- LANコネクター(RJ-45)
- HDMI
- VGA(アナログRGB)
- RS-232(シリアルポート)
接続可能な周辺機器は、スマートカードリーダーやバーコードリーダーの他、多数の拡張ポートがオプションで利用可能。料金はモデルごとに異なる。
第7回は、MobileDemandの頑丈ノートPCシリーズ「xTablet」のスペックを解説する。
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