IT業界における技術用語やスラングは、独特な響きを持っている。ソフトウェアエンジニアがよく使う専門用語の中から、「論理否定演算子」「シェバン」の意味と利用方法を説明する。
IT業界にあるさまざまな記号や用語、文字の組み合わせには、ソフトウェアエンジニアが付けた独特の名前がある。そうした技術用語とスラング11個のうち、本稿は7つ目と8つ目を解説する。
感嘆符(!)はプログラミングや「UNIX」ベースのOSのシステム管理で使用されている。ただしいつも感嘆符やエクスクラメーションマークと呼ばれているわけではなく、「バン」と呼ばれることもある。
真偽値を反転させる「論理否定演算子」が、プログラミングにおける感嘆符の役割だ。ある真偽値を反転させたい場合は、その前に感嘆符を付けるとよい。
boolean flag = true; boolean falseFlag = !flag;
UNIXでは、スクリプト(簡易プログラム)ファイルの1行目にある「#!」を「シェバン」と呼ぶ。ハッシュ記号と感嘆符、つまりバンと呼ばれる論理否定演算子から始まる。#!の組み合わせは「シェバン」(「シバン」とも)と呼ばれる。
「#」記号はハッシュ(hash)と呼ばれることがある。そのため#!は「ハッシュバン」(hash-bang)と呼ばれることもある。hashという言葉から「ha」の音が抜けて、「sh-bang」という言葉が残る。やがてシェバン(shebang)に変化した。
次回は、9〜11つ目の用語を紹介する。
米国TechTargetの豊富な記事の中から、開発のノウハウや技術知識など、ITエンジニアの問題解決に役立つ情報を厳選してお届けします。
高齢男性はレジ待ちが苦手、女性は待たないためにアプリを活用――アイリッジ調査
実店舗を持つ企業が「アプリでどのようなユーザー体験を提供すべきか」を考えるヒントが...
IASがブランドセーフティーの計測を拡張 誤報に関するレポートを追加
IASは、ブランドセーフティーと適合性の計測ソリューションを拡張し、誤報とともに広告が...
【Googleが公式見解を発表】中古ドメインを絶対に使ってはいけない理由とは?
Googleが中古ドメインの不正利用を禁止を公式に発表しました。その理由や今後の対応につ...