マスク氏の過激なツイートがプラスに働くことはなかったが、経営幹部はソーシャルメディアをうまく活用することで実益につなげることができる。どのようなメリットがあり、どう行動すればいいのか。
電気自動車(EV)メーカーTeslaのCEOで実業家のイーロン・マスク氏が、短文投稿サイトの「X」(旧Twitter)への投稿を通じて社会を騒がせた。2023年11月16日に投稿された反ユダヤ主義的なツイートに、賛同する返信をしたためだ。
さらに同日、米国メディアを監視するNPO(非営利団体)Media Matters for Americaは、Xで幾つかの企業の広告が、親ナチス主義的なツイートに隣り合って表示されていたことを指摘した。AppleやIBM、Oracle、メディア企業のBravo Media、通信事業者Comcast Cable Communications Management(Xfinityの名称で事業展開)などの広告だ。これらの動きを受けて、Xへの広告掲載を取りやめる企業が相次いだ。
こうしてマスク氏の行動が生んだ影響は、経営幹部にとっての教訓になる。同氏の振る舞いはXの評判や自身の名声を損なうことになったからだ。とはいえソーシャルメディアを適切に使えば、経営に良い影響をもたらすことは可能だ。本稿は、経営幹部がソーシャルメディアを活用することで得られる可能性のあるメリットと、注意すべき行動を紹介する。
ソーシャルメディアを上手に使いこなせば、経営幹部の個人アカウントが自社の営業や経営幹部自身の宣伝をするためのツールになる。企業がソーシャルメディアで発信することで得られるメリットには以下がある。
経営幹部がソーシャルメディアの強みを最大限に活用して効果を得るためには、次の点に留意したい。
後編は、ソーシャルメディアを使いこなす経営幹部の事例を紹介する。
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