大規模公開オンライン講座(MOOC)は場所や時間の制約がなく、学習者が資格や学位を取得するのに有用だ。中には無料のコースも提供している。主要なMOOCを6つ紹介する。
場所や時間によらずオンラインで受講できる「大規模公開オンライン講座」(MOOC)は、新しいスキルを習得するのに役立つ。固定のスケジュールで学習するコースもあれば、自身のペースで取り組めるコースもある。一部のコースは無料なので、時間や予算に限りのある学習者でも資格や学位を取得可能だ。どのようなMOOCがあるのか。
アイルランドを拠点とするCapernaumが運営するAlisonは、世界最大級の無料学習サイトだ。5000件以上の無料のコースを提供し、193カ国で4000万人以上が利用している(2024年12月時点の情報に基づく)。同社は広告や修了証明書を販売して収益を上げている。
Courseraは300以上の大学や企業と提携し、無料と有料のコースを提供している。学習者が修了証明書や学位を取得できるコースもある。個人向けのプログラムだけではなく、従業員に研修を提供したい企業向けのプログラムもある。
edXは3500件以上のコースを提供している。学習者はさまざまな科目の個別コースを受講したり、ブートキャンプ(集中プログラム)に参加したりすることで修了証明書や学位を取得できる。大部分のコースは無料だが、修了証明書や学位を取得するコースは有料だ。企業向けのコースもある。
FutureLearnは200以上の教育機関と教育者が指導するコースを提供している。学習者はさまざまな科目の個別コースを受講でき、学位やマイクロクレデンシャル(単位ごとの履修証明)を取得できる。専門的な内容に重点を置いており、料金は内容によって違う。
Udacityは、2011年にスタンフォード大学(Stanford University)の講師であるセバスチャン・スラン氏とピーター・ノービグ氏が「人工知能(AI)入門」コースをオンラインで無料公開したのが始まりだ。現在はAccentureの傘下にあり、個人向け、企業向け、政府機関向けの有料コースと、ビジネスや技術に関する無料コースを提供している。
Udemyは「Udemy: The power of possibilities」というキャッチフレーズで、25万件以上のオンラインビデオコースを提供している。大部分は有料だ。個人学習者や企業向けのサブスクリプションプランも用意している。
直近10年間で無料もしくは手頃な価格のMOOCが次々に登場している。後編は比較的新しいMOOCを紹介する。
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