副業の新しい考え方である「サイドハッスル」が注目されている。ITエンジニアが自身のスキルを生かして収入を増やす方法として、どのような副業があるのか。
不透明な経済情勢が続く中で、副業の新しい考え方である「サイドハッスル」に注目が集まっている。これは、趣味や特技を生かした副業スタイルを指す。中でもIT系の副業はテレワークで稼げる仕事が豊富なため、本業との両立がしやすい。本稿は、ITエンジニアの人気を集める7つの副業を紹介する。
収入の高さや柔軟な働き方から、特に人気を集める副業がアプリケーション開発だ。具体的な業務内容として、「iOS」「Android」向けのモバイルアプリケーションや、Webアプリケーションの設計、構築、テストなどがある。
アプリケーション開発の副業を始めるには、クリエイティブスキルと技術スキルの両方が必要になる。具体的には以下のようなものだ。
開発されるアプリケーションには、さまざまな分野や種類がある。そのため個人のスキルを考慮しつつ、ゲームアプリケーション、フィットネスアプリケーション、ビジネス向けの生産性向上アプリケーションなど、需要がある分野への参入を検討するとよい。
データアナリストは適切なツールやソフトウェアを活用して、データの収集からクリーンアップ、整理するまでを手掛け、関係者向けにデータを分かりやすく視覚化する。デジタルマーケティングなど、データの重要性を分かりやすく表現する能力が必要な分野において、データ分析が役に立つ。
データ分析を副業とするためには、以下のような技術スキルおよび分析スキルが必要になる。
人工知能(AI)技術のブームが続く中で注目を集める副業が「プロンプトエンジニアリング」だ。プロンプトエンジニアリングは、生成AIツールに望ましい回答を出力させるためのプロンプト(情報生成のための質問や指示)を作成する技術を指す。プロンプトエンジニアリングは、AIモデルの性能を左右する重要な役割であり、高収入が見込める副業だ。
プロンプトエンジニアリングを副業とするためには、以下のような技術スキルおよびソフトスキルが求められる。
AIモデルの効果を高めたいと考えるユーザーの割合に対し、プロンプトの設計スキルを持つ人の割合は少ない。プロンプトエンジニアリングに対する需要は、今後も増え続けると見込まれる。
次回は、引き続き技術者に人気のIT系副業を紹介する。
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