買収したAventail製品を基にしたSSL VPNアプライアンスを国内でリリース。端末のセキュリティレベルがポリシーに違反する場合、接続を遮断するといったNAC機能を備える。
ソニックウォールは1月28日、大規模向けSSL VPNアプライアンス「SonicWALL Aventail E-Class Secure Remote Access」シリーズ(以下、SonicWALL SRA)の国内出荷を開始した。接続するPCのセキュリティ状態をチェックする検疫機能をサポートするのが特徴。
SonicWALL SRAは、同社が2007年に買収したSSL VPN製品ベンダー米Aventailの技術をベースに開発されている。接続端末のポリシー管理機能が従来製品より強化されており、VPN接続するPCのウイルス対策ソフトのウイルス定義などが古い場合、修正を促す画面を表示してセッションを遮断するといった検疫(NAC)機能を備える。端末に要求するセキュリティレベルやアクセス権などのポリシー設定は管理コンソールから容易に行え、複数のSRA間で設定情報を複製することもできる。
ユーザー認証にはVASCO、RSA、Active Directory、LDAP、RADIUSが利用できるほか、ワンタイムパスワードによる二要素認証も可能。ユーザーはカスタマイズ可能なポータル画面「WorkPlace」を通じて各社内コンテンツの閲覧やファイルのダウンロードを実行するようになっている。
SonicWALL SRAは、それぞれ最大50、250、2000ユーザーの同時接続をサポートする「EX-750」「同6000」「同7000」の3モデルが用意される。販売は丸紅情報システムズが行う。価格は未定。
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