ソニックウォール、PCの検疫機能をサポートする大規模向けSSL VPN装置NEWS

買収したAventail製品を基にしたSSL VPNアプライアンスを国内でリリース。端末のセキュリティレベルがポリシーに違反する場合、接続を遮断するといったNAC機能を備える。

2009年01月29日 09時00分 公開
[TechTargetジャパン]

 ソニックウォールは1月28日、大規模向けSSL VPNアプライアンス「SonicWALL Aventail E-Class Secure Remote Access」シリーズ(以下、SonicWALL SRA)の国内出荷を開始した。接続するPCのセキュリティ状態をチェックする検疫機能をサポートするのが特徴。

画像 SonicWALL SRA EX-6000/7000

 SonicWALL SRAは、同社が2007年に買収したSSL VPN製品ベンダー米Aventailの技術をベースに開発されている。接続端末のポリシー管理機能が従来製品より強化されており、VPN接続するPCのウイルス対策ソフトのウイルス定義などが古い場合、修正を促す画面を表示してセッションを遮断するといった検疫(NAC)機能を備える。端末に要求するセキュリティレベルやアクセス権などのポリシー設定は管理コンソールから容易に行え、複数のSRA間で設定情報を複製することもできる。

 ユーザー認証にはVASCO、RSA、Active DirectoryLDAP、RADIUSが利用できるほか、ワンタイムパスワードによる二要素認証も可能。ユーザーはカスタマイズ可能なポータル画面「WorkPlace」を通じて各社内コンテンツの閲覧やファイルのダウンロードを実行するようになっている。

 SonicWALL SRAは、それぞれ最大50、250、2000ユーザーの同時接続をサポートする「EX-750」「同6000」「同7000」の3モデルが用意される。販売は丸紅情報システムズが行う。価格は未定。

ITmedia マーケティング新着記事

news047.jpg

SASのCMOが語る マーケティング部門が社内の生成AI活用のけん引役に適している理由
データとアナリティクスの世界で半世紀近くにわたり知見を培ってきたSAS。同社のCMOに、...

news159.jpg

SALES ROBOTICSが「カスタマーサクセス支援サービス」を提供
SALES ROBOTICSは、カスタマーサクセスを実現する新サービスの提供を開始した。

news139.jpg

「Fortnite」を活用  朝日広告社がメタバース空間制作サービスとマーケティング支援を開始
朝日広告社は、人気ゲーム「Fortnite」に新たなゲームメタバース空間を公開した。また、...