「JD Edwards」が狙う次の成長市場、企業の海外進出をクラウドで“安く早く”クラウドERP製品カタログ【第6回】日本オラクル

長い歴史を持つグローバルERPである「JD Edwards EnterpriseOne」をホスティング、SaaSで提供するサービスが始まった。ユーザー企業が得られるメリットとは。

2011年12月08日 09時00分 公開
[吉村哲樹]

グローバルERPとしての実績

 「JD Edwards EnterpriseOne」は、オラクルが中堅企業向けに開発、販売するERPパッケージ製品である。同製品の歴史は非常に古く、1980年代にはオフコン上で稼働するERPパッケージの代表選手の1つとして利用された。1990年代以降はオープン系プラットフォームもサポートし、主に製造業を中心に世界中で広く普及した。もともとはJD Edwards社という独立系ベンダーが開発、販売する製品だったが、同社が2003年に旧ピープルソフト社に買収され、さらに翌年にオラクルがピープルソフトを買収したことに伴い、現在同製品はオラクルから提供されている。

 JD Edwards EnterpriseOneの最大の特徴の1つは、ワールドワイドでの長い実績に裏打ちされた、グローバル対応機能の充実にある。日本オラクル アプリケーション事業統括本部 ビジネス推進本部 ビジネス開発部 担当ディレクター 野田由佳氏は次のように述べる。

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