Windows 8のタッチインタフェースを疑似体験するために、仮想デスクトップで再現する3つの方法を紹介する。
Windows 8を仮想デスクトップで試すのは、このOSを検証する良い方法だ。しかし、Windows 8はタッチインタフェースへの依存が大きい。では、どうすれば仮想デスクトップでタッチエクスペリエンスを疑似体験できるのか。
Windows 8のタッチ機能のメリットやデメリットについては、いくらでも議論できる。だが、タッチデバイスが2012年時点で主要なハードウェアコンポーネントになっていることは否定できない。もっとも、ポケットに楽に収まらないほど大きな端末にタッチ操作が適しているかどうかは議論の余地がある。
仮想デスクトップを使えば、マシンを丸々1台専用に充てなくてもWindows 8を試せる。唯一の問題は、多くの場合、仮想マシン(VM)内でタッチデバイスの挙動を再現する方法がないことだ。タッチインタフェースのサポートはWindows 8の大きな存在理由であるにもかかわらずだ。
これはささいな問題ではない。Windowsの従来バージョンでは、マウスとキーボードが標準入力デバイスだった。今ではこの2つにタッチデバイスを加えた組み合わせが標準入力デバイスであり、これからもずっとそうだろう。
タッチデバイスは5本指や10本指のマルチタッチをサポートしているかもしれないが、それをマウスで再現するのはまず不可能だ。タッチパッドを使えば再現できるかもしれないが、それはタッチパッドがそもそもマルチタッチ機能をサポートしている場合に限られる。タッチ操作の再現は、プログラミングで実現することはできず、ハードウェアレベルのサポートを必要とする(Windows 8 SimulatorとVisual Studio 2012を使えばタッチ操作を再現できるが、その再現はWindows Storeアプリ(旧称Metroアプリ)のデバッグを目的としたものであり、一般的な利用における操作を模したものではない)。
Windows 8を仮想デスクトップ環境で試すのに役立つように、以下ではWindows 8が動作するVM内でのタッチデバイスの再現について、3つの選択肢を紹介する。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
Broadcomによる買収後、VMware離れの動きが進んでいる。AWSやRed Hatなどの競合ベンダーは“ポストVMware”の受け皿としてどのような施策を打ち出しているのか。仮想インフラ再編の行方を考察する。
Windows Server 2025では、Hyper-Vの利便性が大幅に強化された上に、リソースの拡張性や高可用性の機能に加えてGPUパーティショニング機能も標準搭載している。本資料では、GPUパーティショニング機能の概要や設定方法を解説する。
従来型の仮想化プラットフォームへの過度な依存が原因で、柔軟性の低下や、モダナイゼーションの停滞といった問題に悩んでいた米国の国防総省。そこで採用されたのが、コンテナとVMを1つのクラスタ上で実行できる統合プラットフォームだ。
これまで仮想化技術は、システム運用の効率化やコストの最適化などさまざまなメリットをもたらしてきた。しかし現在、仮想化基盤は拡張性やアジリティなどのメリットを享受するためにクラウドシフトが求められている。
データ分析・利活用のニーズが高まる中、アクションのベースとなるデータも膨大な容量となり、今後も増え続けていく見通しだ。そうなると、各企業はデータ利活用基盤として、信頼性や拡張性の高いストレージを求めるようになるだろう。
多くの企業が悩みを抱えるコンテナ/Kubernetes監視のベストプラクティスを探る (2025/5/27)
VMwareからの移行で新たな価値を得るための“最適な移行先”を探る (2024/11/5)
VMware対策に追われるSIer 課題は「移行先の選定」だけではなかった (2024/7/31)
VDI第三の選択肢は「高い、設計が難しい、コストがかさむ」を解消できるか (2024/3/28)
“VMwareの急変”に苦悩するIT部門をNutanixとOpenShiftが救う理由 (2024/3/21)
いまさら聞けない「仮想デスクトップ」と「VDI」の違いとは
遠隔のクライアント端末から、サーバにあるデスクトップ環境を利用できる仕組みである仮想デスクトップ(仮想PC画面)は便利だが、仕組みが複雑だ。仮想デスクトップの仕組みを基礎から確認しよう。
「サイト内検索」&「ライブチャット」売れ筋TOP5(2025年5月)
今週は、サイト内検索ツールとライブチャットの国内売れ筋TOP5をそれぞれ紹介します。
「ECプラットフォーム」売れ筋TOP10(2025年5月)
今週は、ECプラットフォーム製品(ECサイト構築ツール)の国内売れ筋TOP10を紹介します。
「パーソナライゼーション」&「A/Bテスト」ツール売れ筋TOP5(2025年5月)
今週は、パーソナライゼーション製品と「A/Bテスト」ツールの国内売れ筋各TOP5を紹介し...