IT活用に取り組む教育者チーム「iTeachers」の発起人であり、「教育ICTコンサルタント」の肩書を持つのが、俊英館の小池幸司氏だ。ライフワークとして教育ITに関わる小池氏に、IT活用の秘訣を聞く。
小学校、中学校、高等学校、大学、専門スクール、学習塾。それぞれの領域でITを活用した教育に取り組む教育者チームが「iTeachers」だ。その発起人が、今回紹介する俊英館の小池幸司氏である。
俊英館は、首都圏を中心に校舎を展開する進学塾だ。小池氏は同社に入社後、約5年の講師経験を経てマーケティング部へ異動。現在はマーケティング部長としてプロモーションや広報全般を手掛ける一方、IT・システム管理を統括している。同社は2011年、米Appleのタブレット「iPad」を活用して、知識や経験の応用を中心とした「PISA型学力」を養成するコースを先駆的に設置。その企画責任者となったことを契機に、同氏は教育ITの分野に深く関わるようになる。
小池氏はiPad導入をきっかけに、教育機関でのIT活用が大きな可能性を持ちつつも、世間一般には認知度や理解が低いことを知る。まずは周囲の意識を変えていく必要性があると感じた小池氏は、主婦層の教育ITへの認知度向上を目指すコミュニティー「ママプリ」を結成した。さらにITを活用する教育関係者が交流できる場として「iPad教育活用研究会」と称する勉強会を実施。個人のライフワークとして積極的に活動を進めていった。
小池氏の活動はその後、「教育ICTコンサルタント」として本格化。イベントの企画をはじめ、取材や講演、学習アプリの開発協力など活躍の幅を広げた。また、iPadと教育をテーマにした国内でも初の書籍『iPad教育活用 7つの秘訣』(発行:ウイネット)をプロデュース。同書籍の発刊はiTeachers発足のきっかけにもなった。
講師経験もあり教育者としての視点も持ちつつ、ビジネスパーソンとして、個人のライフワークとして教育ITに関わる小池氏。そんな同氏にIT製品を活用する秘訣を聞いた。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
サイバー攻撃の脅威から自社を守るには、従業員のセキュリティ教育を効率的・効果的に行い、一人一人の意識を向上させることが重要だ。その実践を“自動化”でサポートするサービスを取り上げ、機能や特徴を紹介する。
技術系キャリアを検討する女子生徒は増加傾向にあるものの、全体的に見た割合は十分ではない。IT分野が女子生徒から敬遠されてしまう理由とは。
オンライン教育の導入により、教育機関はさまざまな場所に存在する学習者の主体的な学習を促し、評価する必要に迫られた。その有力な手段となり得るデータ分析の取り組みを事例と共に紹介する。
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)を契機にオンライン教育が普及した。これに伴い、教育活動で収集するデータの分析や活用に教育機関が頭を悩ませている実態が浮き彫りになった。
学生や教職員など多様な立場の人が関わる大学で、誰もが満足するIT製品・サービスを導入するのは至難の業だ。テネシー大学の事例から5つのこつを紹介する。
いまさら聞けない「仮想デスクトップ」と「VDI」の違いとは
遠隔のクライアント端末から、サーバにあるデスクトップ環境を利用できる仕組みである仮想デスクトップ(仮想PC画面)は便利だが、仕組みが複雑だ。仮想デスクトップの仕組みを基礎から確認しよう。
「ECプラットフォーム」売れ筋TOP10(2025年5月)
今週は、ECプラットフォーム製品(ECサイト構築ツール)の国内売れ筋TOP10を紹介します。
「パーソナライゼーション」&「A/Bテスト」ツール売れ筋TOP5(2025年5月)
今週は、パーソナライゼーション製品と「A/Bテスト」ツールの国内売れ筋各TOP5を紹介し...
「マーケティングオートメーション」 国内売れ筋TOP10(2025年5月)
今週は、マーケティングオートメーション(MA)ツールの売れ筋TOP10を紹介します。