オンプレミスとクラウドをつなぐ、システム間データ連係の仕組みを大解剖いまさら聞けないハイブリッドクラウド【第5回】

システムの円滑な連係は、ハイブリッドクラウドのメリットを最大化するための重要な要素である。データ連係のニーズやパターン、データ連係ソリューション、留意点に触れる。

2015年05月14日 08時00分 公開
[高倉敏行ビットアイル]

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 ハイブリッドクラウドは、システム単体の最適化に適用される場合もあるが、一連の業務プロセスを構成する複数のシステム全体で適用される場合もある。後者の場合、ハイブリッドクラウドの成果を享受するためには、システム間データ連係を考慮する必要がある。ハイブリッドクラウドへの移行が進むと、自社開発アプリケーション、パッケージソフトウェア、SaaSなどアプリケーションの形態だけでなく、アプリケーションの稼働環境(オンプレミス《自社環境》、事業者のデータセンター、IaaS/SaaSなどのサービスプロバイダーのデータセンター)も含め、データ連係を柔軟に検討する必要がある。

 今回は、データ連係のニーズやパターン、データ連係ソリューション、データ連係における留意点などに触れていきたい。

ハイブリッドクラウドでのデータ連係の必要性

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