アプリケーションとデバイスの管理に新ツール
Appleが開く「iPhone」「iPad」企業導入への道、お得なプログラムとは?(1/2 ページ)
米Appleは「iOS 9」に企業向け機能を幾つか追加し、「Volume Purchasing Program(VPP)」と「Device Enrollment Program(DEP)」を通じてアプリケーションとデバイスの管理機能を強化している。
米Appleの最新モバイルOS「iOS 9」にはiOSデバイスとアプリケーションを導入/管理するための新ツールが備わり、企業がより導入しやすいモバイルOSとなっている。
AppleはiOS 9において管理タスクの自動化を促進し、柔軟性を高める一方で、既存の社内システムとの統合性を高めた。モバイル端末管理(MDM)はiOS 9の大きな改善点の1つだ。iOS 9の新機能をサポートするサードパーティー製のMDM製品を使えば、iOSデバイスとアプリケーションをより効果的に設定し管理できる。法人向けのプログラムである「Volume Purchasing Program(VPP)」と「Device Enrollment Program(DEP)」を利用すれば、さらに管理を効率化できる。
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iOS 9はどこが新しいのか
VPPはアプリケーションを一括購入するためのプログラムであり、複数のモバイル端末に生産性ツールを導入したいIT部門にとって重要なリソースとなる。VPPを利用すれば、多くの場合、企業向けアプリケーションを割引価格で購入でき、iOSアプリストア「App Store」かMDM製品を通じてそれらのアプリケーションを配布し管理できる。
一方、DEPは会社所有のiOSデバイスを高度に管理するためのプログラムだ。DEPサービスを使って会社所有のデバイスをMDMソフトウェアに登録すれば、デバイス登録の手間を大幅に軽減できる。
デバイスベースのアプリケーション管理
iOS 9では、企業向けアプリケーションの配布機能が改善され、VPPで購入したアプリケーションをユーザーではなく直接デバイスに割り当てられるようになっている。これにより、各デバイスにアクティブなApple IDを用意する必要がなくなった。iOS 9以前のバージョンでは、アプリケーションの所有権はユーザーのApple IDとひも付けられたため、特に複数のユーザーでデバイスを共有している場合など、会社所有デバイスのアプリケーション管理は複雑になることがあった。
アプリケーションをデバイスに割り当てることで、ライセンス管理ははるかに容易になる。デバイスベースでライセンスを管理するには、MDM製品を使ってVPPアプリケーションをデバイスに割り当てる必要がある。
またiOS 9では、ユーザーにApp Storeへのアクセスを許可することなく、管理対象アプリケーションのインストールとアップデートを実行できる。iOS 9以前のバージョンでは、App Storeを無効にしている場合、アプリケーションの導入時や更新時に一時的にアクセスを有効にし、作業終了後に再び無効化する必要があった。このやり方は管理を複雑にするだけでなく、App Storeにアクセスできる間に未承認アプリケーションをダウンロードする機会をユーザーに与えることにもつながっていた。
AppleはVPPサービスの提供国を拡大し、VPPで購入したアプリケーションを、そのアプリケーションを利用できるあらゆる国のユーザーやデバイスに割り当てられるようにもしている(現在はアプリケーションを26カ国に配布できる)。アプリケーションをある1カ国で購入し、それを世界中の従業員に配布したいという多国籍企業にとって、この機能は特に有用だ。
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