Microsoftの意表を突くオープンネットワークソフトウェア「SONiC」とは?“無印”ネットワークスイッチのイノベーションを加速するか

Microsoftの「SONiC」は、オープン技術のネットワーク機能ソフトウェア群だ。ハードウェアベンダーから見ると、SONiCの登場は、MicrosoftがOSを搭載しないスイッチを求めていることを浮き彫りにしている。

2016年03月23日 12時00分 公開
[Antone GonsalvesTechTarget]
SONiCのブログ SONiCを紹介したMicrosoftのブログより《クリックで拡大》

 Microsoftは、ほとんどのスイッチングハードウェアに搭載されているプロプライエタリなネットワークOSから、データセンター運用者を解放する技術の開発を急ピッチで進めている。

 Microsoftは2016年3月上旬に、スイッチを構築するためのレイヤー2およびレイヤー3ネットワーキングソフトウェアの集合体を、データセンター仕様のオープンソース化推進コミュニティー「Open Compute Project」(OCP)に寄贈した。「Debian Linux」で動作するこのMicrosoftのオープン技術は、「Software for Open Networking in the Cloud」(SONiC)と呼ばれる。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

From Informa TechTarget

お知らせ
米国TechTarget Inc.とInforma Techデジタル事業が業務提携したことが発表されました。TechTargetジャパンは従来どおり、アイティメディア(株)が運営を継続します。これからも日本企業のIT選定に役立つ情報を提供してまいります。

ITmedia マーケティング新着記事

news046.png

「ECプラットフォーム」売れ筋TOP10(2025年4月)
今週は、ECプラットフォーム製品(ECサイト構築ツール)の国内売れ筋TOP10を紹介します。

news026.png

「パーソナライゼーション」&「A/Bテスト」ツール売れ筋TOP5(2025年4月)
今週は、パーソナライゼーション製品と「A/Bテスト」ツールの国内売れ筋各TOP5を紹介し...

news130.jpg

Cookieを超える「マルチリターゲティング」 広告効果に及ぼす影響は?
Cookieレスの課題解決の鍵となる「マルチリターゲティング」を題材に、AI技術によるROI向...