Venue 8 Pro 5855は北米販売モデルのバージョンも、CPUにAtom x5-Z8500を搭載し、OSにWindows 10 Proを採用している。Atom x5-Z8500は、個人ユーザーや簡単な業務利用を想定しており、負荷の高い演算処理には向いていない。RAMとストレージの構成は複数の選択肢がある。RAMが2GB、ストレージが32GBのものがベースモデルで、北米モデルの価格は349ドル。以下同様に、RAMが2GBでストレージが64GBのモデルが399ドル、RAMが4Gバイトでストレージが64GBのモデルが449ドルとなっている。内蔵ストレージがeMMC(ただし、実質的には内蔵SDカード)で、より高価な価格帯のタブレットで採用するSSDほど転送速度は出ないことには留意したい。ストレージはmicro SDカードを使用して最大128GBまで追加できる。USBフラッシュドライブの使用には、ホストモードに対応したアダプターが必要になる。
Venue 8 Pro 5855は全ての北米販売モデルが2×2 MIMO IEEE802.11 ac、Miracast、Bluetooth 4.0をサポートしている。RAM 4GB、ストレージ64GBの構成ではAT&Tの4G LTE Cellular ワイヤレスデータサービスを組み込みでサポートしているモデルもある。こちらの価格は579ドルだ。
Venue 8 Pro 5855は、有効500万画素のリアカメラを搭載している。最新モデルのリアカメラとしては有効画素数は少ないが、テストしてみたところ、明るい照明と暗い照明の両方で使い物になる写真を撮ることができた。もちろん、欠点はある。フォトライトはないし、薄暗い場所で動く被写体はぶれてしまう。また、レンズが背面上端中央に配置しているため、本体を横長に持って撮影すると、手の位置がちょうどレンズと重なってしまうため都合が悪い。有効200万画素のフロントカメラは「Skype」などでビデオチャットを行うときに便利だ。なお、Windows 10にひと通り用意している基本的な機能を備えた画質向上ツールを利用することも可能だ。
Windows 10は、「タブレットモード」を新しく導入したことで、Venue 8 Pro 5855のようなタブレットで操作がやりやすくなった。従来のPCのように使いたい場合には、「デスクトップモード」に切り替え可能だ。Venue 8 Pro 5855は、Miracastをサポートしているので、Actiontecの「ScreenBeam Mini2 Continuum Edition」のようなアクセサリーを利用して、外部ディスプレイ、キーボード、マウスなどとワイヤレスで接続できる。アクセサリーを組み合わせることで、Venue 8 Pro 5855をデスクトップPCのように使うこともできる。ちなみに、Venue 8 Pro 5855はMicrosoftの「Universal Mobile Keyboard」と一緒に使うのにちょうどいいサイズだったりする。
アプリケーションでは、Microsoftが「Word Mobile」「Excel Mobile」「PowerPoint Mobile」を無料で提供しており、「Office 365」サブスクリプションを保有していればユーザーはその完全バージョンを利用できる。
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