何であれ共有するというのは立派なことだが、プライベートクラウドストレージの場合、共有がパフォーマンスに悪影響を及ぼす恐れがある。必要な速度を得るには、SSDや、最新のネットワーク技術を検討する必要がある。
俊敏性、柔軟性、経費ベースの価格モデルといったメリットを提供するプライベートクラウドだが、ストレージに関連したパフォーマンスでは問題になることもある。プライベートクラウドの管理者は、その仕組みを理解し、ストレージパフォーマンスの低下を招かないようにする必要がある。
プライベートクラウドのストレージは、組織内の全てのユーザーが共有できる。これが可能なのは、ストレージがネットワークにつながっていることに加え、データセンターの構成によっては、ストレージがサーバのインスタンスから幾ばくか離れている場合があるからだ。ネットワークとプロトコルに起因する遅延(レイテンシ)は利用可能な帯域を減少させる。だが、プライベートクラウドのストレージのパフォーマンスに最も大きな影響を及ぼすのは、ストレージファームを共有するという事実だ。今日でもクラウド環境における主要なストレージ形態はHDDだ。個々のHDDのパフォーマンスは、その容量にかかわらず150 IOPS(1秒間当たりのI/O処理数)程度だ。今日、企業が導入するHDDの容量は4TB前後だ。これは、3年前と比べて1TB当たりのIOPSが4分の1になったことを意味する。言い換えれば、ストレージの速度が低下しているということだ。
「パーソナライゼーションエンジン」 売れ筋TOP10(2022年5月)
今週は、パーソナライゼーション製品の国内売れ筋TOP10を紹介します。
2022年の「値上げ」に対する消費者の意識と行動――日本インフォメーション調査
消費者はどのような商品・サービスに値上げを実感し、どう対策しようとしているのでしょ...
TikTokのとてつもない稼ぎ力 急成長の秘密は?
TikTokの広告収入はTwitterとSnapchatのそれを足し合わせても追い付かず、近い将来はYouT...