ワークスタイル“改善”で終わってない? 本当の「変革」に必要な3つの要素とは成功事例から考える「働き方変革」【第1回】(1/2 ページ)

モバイルやWeb会議、仮想デスクトップを導入したものの、ワークスタイル“変革”ではなく“改善”で止まっていないだろうか。問題を根底から解決し、働き方を変革する方法を紹介する。

2016年11月21日 09時00分 公開
[新山耕司ネットワンシステムズ]

 近年、ワークスタイル変革を実践する企業が増えている。その背景にあるのは、従業員の働き方を変えて生産性を向上したいという企業の意識の高まり、時間と場所に捉われない柔軟な働き方を実現するために必要なITツールの普及だ。

 だがワークスタイル変革への取り組みを始めてみたものの、うまく実現できていない企業は多いのではないだろうか。その大きな理由として、従業員のワークスタイル変革に対する不安と、セキュリティへの不安が挙げられる。ワークスタイル変革を成功させるには、「実際に働き方が変わる従業員のワークスタイル変革に対する理解」と、「ワークスタイル変革を後押しするITツールの整備」が必要不可欠である。

 本連載は、従業員の理解を得つつ、実際に全社規模でワークスタイル変革の取り組みを、進めているネットワンシステムズでの実践ノウハウを踏まえて、ワークスタイル変革が必要な背景、実現するために必要なITツールや人事制度、ファシリティ、成功例、課題、そして将来展望について解説する。

 第1回となる今回は、ワークスタイル変革が必要な背景と、情報システムがどのように貢献できるのかを紹介する。

ワークスタイル変革のニーズが高まっている背景

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