企業の間でワイヤレスファースト戦略を採用する動きが広がっており、さらにワイヤレスオンリーへと進みそうだ。だが、ITスタッフは、キャパシティー、管理、コストの懸念に注意を払わなければならない。
ワイヤレスファーストは、音声、メッセージング、電子メール、ローカルおよびクラウドアプリ、電話、動画など、あらゆる方法による通信のメイン回線として、無線通信ネットワークを使用するITおよび通信戦略を指す。
ワイヤレスファーストに関連する最も一般的なエンドユーザーデバイスは、スマートフォンだ。スマートフォンは通常、企業ではBYOD(私物デバイスの業務利用)プログラムの一環として、エンドユーザーが持ち込んで使っている。スマートフォンはワイヤレスファーストに沿っていると考えられているが、実は“ワイヤレスオンリー”のデバイスだ。ネットワークにケーブルで簡単に接続することはできない(もっとも、そうしたケーブルは、現在のライフスタイルやワークスタイルの重要な要素であるモビリティーを損なうだろう)。スマートフォンはWi-Fiか携帯キャリアネットワークで通信を行う。
ワイヤレスファーストは、あらゆる規模、ミッション、種類の組織で人気を博している。だが、その一方で、コストやキャパシティーおよび需要拡大の影響に関する多くの懸念を引き起こしている。IT管理者は、こうした懸念に注意を払う必要がある。ワイヤレスファーストは、必然的にワイヤレスオンリーへと進んでいくだけになおさらだ。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
いまさら聞けない「仮想デスクトップ」と「VDI」の違いとは
遠隔のクライアント端末から、サーバにあるデスクトップ環境を利用できる仕組みである仮想デスクトップ(仮想PC画面)は便利だが、仕組みが複雑だ。仮想デスクトップの仕組みを基礎から確認しよう。
「ECプラットフォーム」売れ筋TOP10(2025年4月)
今週は、ECプラットフォーム製品(ECサイト構築ツール)の国内売れ筋TOP10を紹介します。
「パーソナライゼーション」&「A/Bテスト」ツール売れ筋TOP5(2025年4月)
今週は、パーソナライゼーション製品と「A/Bテスト」ツールの国内売れ筋各TOP5を紹介し...
Cookieを超える「マルチリターゲティング」 広告効果に及ぼす影響は?
Cookieレスの課題解決の鍵となる「マルチリターゲティング」を題材に、AI技術によるROI向...