企業の間でワイヤレスファースト戦略を採用する動きが広がっており、さらにワイヤレスオンリーへと進みそうだ。だが、ITスタッフは、キャパシティー、管理、コストの懸念に注意を払わなければならない。
ワイヤレスファーストは、音声、メッセージング、電子メール、ローカルおよびクラウドアプリ、電話、動画など、あらゆる方法による通信のメイン回線として、無線通信ネットワークを使用するITおよび通信戦略を指す。
ワイヤレスファーストに関連する最も一般的なエンドユーザーデバイスは、スマートフォンだ。スマートフォンは通常、企業ではBYOD(私物デバイスの業務利用)プログラムの一環として、エンドユーザーが持ち込んで使っている。スマートフォンはワイヤレスファーストに沿っていると考えられているが、実は“ワイヤレスオンリー”のデバイスだ。ネットワークにケーブルで簡単に接続することはできない(もっとも、そうしたケーブルは、現在のライフスタイルやワークスタイルの重要な要素であるモビリティーを損なうだろう)。スマートフォンはWi-Fiか携帯キャリアネットワークで通信を行う。
ワイヤレスファーストは、あらゆる規模、ミッション、種類の組織で人気を博している。だが、その一方で、コストやキャパシティーおよび需要拡大の影響に関する多くの懸念を引き起こしている。IT管理者は、こうした懸念に注意を払う必要がある。ワイヤレスファーストは、必然的にワイヤレスオンリーへと進んでいくだけになおさらだ。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
お知らせ
米国TechTarget Inc.とInforma Techデジタル事業が業務提携したことが発表されました。TechTargetジャパンは従来どおり、アイティメディア(株)が運営を継続します。これからも日本企業のIT選定に役立つ情報を提供してまいります。
「猛暑」「米騒動」「インバウンド」の影響は? 2024年に最も売り上げが伸びたものランキング
小売店の推定販売金額の伸びから、日用消費財の中で何が売れたのかを振り返るランキング...
Netflixコラボが止まらない 「イカゲーム」シーズン2公開で人気爆上がり必至のアプリとは?
Duolingoは言語学習アプリとNetflixの大人気ドラマを結び付けたキャンペーンを展開。屋外...
Yahoo!広告における脱デモグラフィックの配信・分析を実現 電通が「DESIRE Targeting」を提供開始
電通の消費者研究プロジェクトチームは、消費者を理解し、Yahoo!広告の配信や分析を実施...