ワイヤレスオンリー企業の挑戦 社内丸ごとワイヤレス化は可能?スマートフォン普及で現実味

企業の間でワイヤレスファースト戦略を採用する動きが広がっており、さらにワイヤレスオンリーへと進みそうだ。だが、ITスタッフは、キャパシティー、管理、コストの懸念に注意を払わなければならない。

2018年09月18日 05時00分 公開
[Craig MathiasTechTarget]

関連キーワード

無線LAN | Wi-Fi


 ワイヤレスファーストは、音声、メッセージング、電子メール、ローカルおよびクラウドアプリ、電話、動画など、あらゆる方法による通信のメイン回線として、無線通信ネットワークを使用するITおよび通信戦略を指す。

 ワイヤレスファーストに関連する最も一般的なエンドユーザーデバイスは、スマートフォンだ。スマートフォンは通常、企業ではBYOD(私物デバイスの業務利用)プログラムの一環として、エンドユーザーが持ち込んで使っている。スマートフォンはワイヤレスファーストに沿っていると考えられているが、実は“ワイヤレスオンリー”のデバイスだ。ネットワークにケーブルで簡単に接続することはできない(もっとも、そうしたケーブルは、現在のライフスタイルやワークスタイルの重要な要素であるモビリティーを損なうだろう)。スマートフォンはWi-Fiか携帯キャリアネットワークで通信を行う。

 ワイヤレスファーストは、あらゆる規模、ミッション、種類の組織で人気を博している。だが、その一方で、コストやキャパシティーおよび需要拡大の影響に関する多くの懸念を引き起こしている。IT管理者は、こうした懸念に注意を払う必要がある。ワイヤレスファーストは、必然的にワイヤレスオンリーへと進んでいくだけになおさらだ。

ワイヤレスファーストはどのようなものか

ITmedia マーケティング新着記事

news193.jpg

IASがブランドセーフティーの計測を拡張 誤報に関するレポートを追加
IASは、ブランドセーフティーと適合性の計測ソリューションを拡張し、誤報とともに広告が...

news047.png

【Googleが公式見解を発表】中古ドメインを絶対に使ってはいけない理由とは?
Googleが中古ドメインの不正利用を禁止を公式に発表しました。その理由や今後の対応につ...

news115.jpg

「TikTok禁止法案」に米大統領が署名 気になるこれからにまつわる5つの疑問
米連邦上院が、安全保障上の理由からTikTokの米国事業の売却を要求する法案を可決し、バ...