「NoSQLにACIDトランザクションは無理」という“常識”をMongoDBが変えるOracle Databaseからの移行例も(1/2 ページ)

NoSQLベンダーのMongoDBは、同社のドキュメント指向データベース管理システムをアップグレードし、ACIDトランザクション関連機能を強化した。この取り組みが意味することとは。

2018年09月28日 05時00分 公開
[Craig StedmanTechTarget]

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 ドキュメント指向データベース管理システム(DBMS)を手掛けるMongoDBは、注目すべき複数の機能をリリースしている。これらの機能は、同社の同名DBMSを、企業向けアプリケーションとして実用的な選択肢にするよう設計されている。その中心となるのが、「MongoDB 4.0」での「ACIDトランザクション」関連の強化だ。ACIDトランザクションは、後述するACID特性を満たすトランザクション(DBMSの一連の処理)のことであり、リレーショナルDBMS(RDBMS)の大きな特徴として知られる。

 米国ニューヨークで開催したユーザーカンファレンス「MongoDB World」でMongoDBは、MongoDB 4.0に加えて、サーバレスのイベント駆動型コード実行サービス「MongoDB Stitch」も発表した。MongoDB Stitchは、アプリケーション開発の効率向上に役立つ。もともとMongoDB Stitchは、MongoDBのマネージドサービス「MongoDB Atlas」で利用するために提供された。

 MongoDBは、モバイルデバイス向けの「MongoDB Mobile」のβ版を利用できるようにした。加えてMongoDB Atlasのユーザー企業が、世界のさまざまな地域にデータを分散できるようにもした。パフォーマンス向上と法規制順守が目的だ。

 世界で最も広く使用されているNoSQL(RDBMSではないDBMS)として、MongoDBは認識されている。「Oracle Database」「SQL Server」のようなRDBMSの巨頭と比べると、存在感はまだかなり低い。MongoDBは2017年10月に株式を公開した。2018年1月に終えた事業年度の収益は1億5450万ドルだという。DBMS市場全体からすると小さな割合だ。

「マルチドキュメントACIDトランザクション」でNoSQLがRDBMS代替の有力候補に

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