ERPシステムを適切に選定するには、組織の規模や事業目標など、さまざまな要素を検討しなければならない。本稿では、検討要素の決定に役立つ9つのユースケースを紹介する。
ERPシステムを選定する最初の手順は、ERPシステムの導入が必要なのかどうかを判断することだ。企業においてERPシステムの導入が改善策になり得るのは、社内で利用する複数のデータやシステムの仕様に大きな差異がある、部門間のコミュニケーションが欠如している、運用上の非効率性やタイムラグが発生しているなどの問題がある場合だ。
企業がERPシステムの導入を検討するに当たって精査すべき要素はさまざまだ。ERPシステムの種類は多彩で、詳細にカスタマイズもできる。しかし選択肢に富んでいることが、逆に選択の決定を難しくしている。
ERPシステムを検討する前に、自社のサービスや製品、ITインフラ、事業目標などを認識しておくことが重要だ。それを踏まえて、ここでは自社の特性に合ったERPシステムの選定に役立つ一般的な9つのユースケースを紹介しよう。
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