Google Empathy Labの責任者であるダニエル・クレテック氏が、国際カンファレンス「Wisdom 2.0」で、UIデザインの次の大きな波について解説した。それは人々の痛みや幸福といった感情を感じる技術だ。
デジタル技術を利用できる人、つまりほとんどの人にとって、われわれの痛みや喜びといった感情を感じるインタフェースは必要だろうか。
「どうしても必要なわけではない」と、Google Empathy Lab(「共感研究所」の意)を立ち上げたダニエル・クレテック氏は語る。機械が共感することは、実は不可能だという。それでも同氏によると、適切なAI(人工知能)技術を適用すれば、音声アシスタントをはじめとするデジタルアシスタントは飛躍的な進化を遂げ、共感的な機能を果たすようになる。そうなれば、われわれにとっては、人間ではないものの無機質なロボットよりは確かに話が通じる副操縦士のように思えそうだ。
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