2019年04月10日 08時00分 公開
特集/連載

競合にも利用されるAWSと、それでも残る懸念AWS vs. MS vs. Google(第3回)

AWSを忌避する企業もあれば、積極的に活用している企業もある。だが政府はAmazonに疑念を抱き、介入を強めている。

[Caroline Donnelly,Computer Weekly]

 第2回(Computer Weekly日本語版 3月20日号掲載)では、AWSから顧客を奪うGoogleとMicrosoftの動向を紹介した。

 第3回では、競合他社をも魅了し顧客を獲得するAWSの底力と、Amazonへの圧力を強める規制を取り上げる。

親密さを増すAmazonと競合他社

 AWSの企業顧客には、直接Amazonと競合関係にありつつもAWSのクラウドを使用する企業も確かに存在しており、特筆すべき例が幾つかある。

 映画とテレビ番組のストリーミングサービスを提供するNetflixは、中核事業が直接「Amazon Prime Video」と対立関係にあるものの長年AWSを利用している。

 自社商品をAmazonで販売するために利益競合を脇に置く小売業者が多数存在することも注目に値する。Amazonは2019年1月初頭、インターネット規制に関する英国貴族院通信委員会の公聴会に出席し、その点について説明している。

 進んでAmazonと提携し、商品を販売し、Click and Collectの受取場所を設置する小売業者が非常に多いのは、各社の利益のために事業を展開しているという信頼がAmazonブランドにあるためだ。

規制の介入

 Amazonなど多くのIT系大企業は昨今、その規模や影響力が市場の独占につながっているという懸念により、米国と欧州の規制当局によって労働慣行の調査を受けている。




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