本稿では、ERPデジタルトランスフォーメーションに乗り出すに当たって答えを見つけなければならない重要な疑問をまとめた。変革が自社のビジネス目標に沿っているかどうかを確認してほしい。
いよいよ最高情報責任者(CIO)がERP(統合業務)システムを通じたデジタルトランスフォーメーション(以下、ERPデジタルトランスフォーメーション)に乗り出す時期のようだ。デジタルトランスフォーメーションは、デジタル時代に適応するために、ビジネスや企業風土を変革することを指す。
テクノロジーはここ数年で大きく進化している。ERPパッケージやクラウドERP、AI(人工知能)、IoT(モノのインターネット)など、新たなテクノロジーの進歩によって、企業業績の飛躍的な向上が可能になっている。これまでのERPシステム導入は、テクノロジーをアップグレードして、バックオフィスのシステムを置き換えるか、効率を高めることに主な重点が置かれていた。これに対して、ERPデジタルトランスフォーメーションでは、新しいビジネスモデルを作り出すことが重視される。
ERPデジタルトランスフォーメーションがもたらし得る成果は非常に大きい。だが明確な戦略と指針がなければ、テクノロジーの多数のオプションに混乱し、圧倒される可能性がある。さらに、これまでのERPシステム導入と同様、ERPデジタルトランスフォーメーションの成功には、テクノロジー戦略と包括的ビジネス戦略をそろえることが不可欠だ。
本稿で挙げる7つの疑問の答えを見つければ、成功を確実にするために必要な連携を生み出すのに役立つ可能性がある。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
夏インターンを主軸とした、理系大学院生の就職活動は引き続き早期化傾向にある。その中で企業が採用活動を行う上では、院生のニーズをつかみながら、積極的かつ的確にアプローチしなくてはならない。そのヒントを、調査結果を基に探る。
理系学生の採用市場は売り手市場化しており、人材の確保が難しくなった。こうした中で、国内の理系大学院生の約半数が登録する就職活動サービスが注目されている。本資料では、同サービスの導入によって採用活動に成功した事例を紹介する。
勤怠管理を正確かつ効率的に行うには「勤怠管理システム」の活用が有効だが、その導入メリットを最大化するには適切な製品選びが求められる。製品選定のポイントを、ユーザーレビューを基にした比較・分析も交えて詳しく解説する。
社会の急速なデジタル化を受け、DXプロジェクトに注力してきたNTTデータグループ。その中核となったのがSaaSによる巨大な基幹システムの開発だ。3年余りの期間を経て稼働を開始したシステムはどのような狙いで開発されたのか。
経理業務の中でも「入金消込」は担当者の負担が大きくなりやすい業務の1つだ。手作業によるミスや属人化のリスクがあるため、早急な改善が求められる。負担を最小化し、ミスや属人化の解消につながる4つの解決策と効率化の事例を紹介する。
いまさら聞けない「仮想デスクトップ」と「VDI」の違いとは
遠隔のクライアント端末から、サーバにあるデスクトップ環境を利用できる仕組みである仮想デスクトップ(仮想PC画面)は便利だが、仕組みが複雑だ。仮想デスクトップの仕組みを基礎から確認しよう。
「ECプラットフォーム」売れ筋TOP10(2025年4月)
今週は、ECプラットフォーム製品(ECサイト構築ツール)の国内売れ筋TOP10を紹介します。
「パーソナライゼーション」&「A/Bテスト」ツール売れ筋TOP5(2025年4月)
今週は、パーソナライゼーション製品と「A/Bテスト」ツールの国内売れ筋各TOP5を紹介し...
Cookieを超える「マルチリターゲティング」 広告効果に及ぼす影響は?
Cookieレスの課題解決の鍵となる「マルチリターゲティング」を題材に、AI技術によるROI向...