2020年02月26日 05時00分 公開
特集/連載

クラウドの「責任共有モデル」が2020年に崩壊する?専門家が語る2020年のクラウド動向【後編】

2019年に起こった金融大手Capital Oneの情報流出事件は、クラウドの「責任共有モデル」を変える可能性がある。この変化は、クラウドサービスのラインアップにどう影響を及ぼすのか。

[Sara Grier,TechTarget]

 前後編にわたり、2020年のクラウド市場動向に関するIT専門家の話を紹介する。前編「『Docker』と『説明可能なAI』が2020年のクラウドで注目の理由」に続く本稿は、セキュリティとIaaS(Infrastructure as a Service)市場の動向を予測する。

高まるセキュリティの懸念

ウィル・ケリー氏(ITライター) 2020年もクラウドサービスのセキュリティへの懸念は高まり続ける。そのため主要クラウドベンダーが、新しいクラウドセキュリティの機能やサービスを公開する可能性がある。ユーザー企業の需要に応えて、大手クラウドベンダーのAmazon Web Services(AWS)とMicrosoft、Googleはそれぞれセキュリティ機能やサービスを強化するだろう。

 このような変化は、自社開発または小規模セキュリティベンダーの買収によって実現する。例えばクラウドセキュリティのスタートアップ(創業間もない企業)は、大手クラウドベンダーの買収ターゲットになり得る。クラウドベンダーと提携パートナーの間で、やや気まずい状況が生じる可能性がある。

 クラウドベンダーとユーザー企業の責任範囲を取り決めた「責任共有モデル」が存在することに関しては、2020年も変わらない。ただし近い将来に、責任共有モデルに関する幾つかの変化が起こるだろう。

責任共有モデルに変化か

ITmedia マーケティング新着記事

news088.jpg

「ウェビナー疲れ」 参加経験者の約7割――ファストマーケティング調べ
ウェビナーに参加する目的や参加頻度など、ウェビナー参加者の最新動向に関する調査です。

news070.jpg

現金主義からキャッシュレス利用へのシフト 理由の一つに「衛生」も――クロス・マーケティング調査
キャッシュレス利用が顕著に増加。金額によって支払い方法の使い分けが定着しつつあるよ...

news021.jpg

中国Z世代の心をつかむ「bilibili」、越境マーケティングにどう活用する?
「bilibili」のKOL(インフルエンサー)を活用したマーケティング手法と事例について、ア...