クラウドサービスを提供しているのは、Amazon Web Services(AWS)やMicrosoft、GoogleのGoogleといった「ビッグスリー」と呼ばれる大手クラウドベンダーだけではない。小規模ながら用途に特化した「ニッチクラウド」を提供するベンダーも存在する。
前編「『AWS』『Azure』『GCP』だけからクラウドサービスを選ぶべきではない理由」と中編「AWS、Azure、GCPではなく『IBM Cloud』『Oracle Cloud』を選ぶべき理由と課題」に続く本稿では、ニッチクラウドの中から、DigitalOceanの同名サービスと、Alibaba Cloudの同名サービスの長所と短所、最新の動向を詳しく説明する。
DigitalOceanは同社が提供するクラウドサービス群に、クラウドマネージドデータベースサービスの「Managed Databases」を新しく追加した。同サービスではオブジェクト関係データベース管理システム(ORDBMS)「PostgreSQL」とインメモリデータストア「Redis」を利用できるため、これらのデータの管理に伴う問題を減らすことができる。最終的な利用料金が予測可能な料金体系も用意している。
ITコンサルティング会社Forrester Researchでアナリストを務めるデイブ・バルトレッティ氏は「DigitalOceanはインフラを自ら設定したいと考える開発者を重視しており、ターゲットが限られている」と話す。だ。「DigitalOceanについて耳にしたことがある人は、企業のエンドユーザーには多くないだろう」(バルトレッティ氏)
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