「ハイブリッドクラウド」と「マルチクラウド」にはさまざまな定義がある。これらの言葉が何を意味するかは、必ずしも明確ではない。「ハイブリッドクラウドとマルチクラウドは相互に言い換えが可能だ」と考える人もいる。実際にはハイブリッドクラウドとマルチクラウドの意味は全く異なる。
この2つはどう違うのか。ハイブリッドクラウドとマルチクラウドの特徴を確認する。
複数のユーザー企業でインフラを共有する「パブリッククラウド」と、特定のユーザー企業でインフラを専有する「プライベートクラウド」。これらのどちらを選ぶかを、必ずしも決める必要はない。本稿は、この2種類のクラウドを組み合わせて運用することをハイブリッドクラウドと呼ぶ。
ハイブリッドクラウドは、パブリッククラウドとプライベートクラウドを、一貫性を持った単一のインフラとして扱う。パブリッククラウドを必要に応じて利用できるため、CPUやメモリ、ストレージといったリソースの需要急増に対処しやすい。事業部門の要求に応じてパブリッククラウドのインフラを素早く用意できる点は、ハイブリッドクラウドのメリットだ。
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