2020年07月21日 08時30分 公開
特集/連載

いまさら聞けない「ハイブリッドクラウド」と「マルチクラウド」の違いとは?メリットと注意点を整理

「ハイブリッドクラウド」と「マルチクラウド」。混同されがちなこの2つの言葉は、どう違うのか。それぞれの要点と構築時の注意点を説明する。

[Sara Grier,TechTarget]

 「ハイブリッドクラウド」と「マルチクラウド」にはさまざまな定義がある。これらの言葉が何を意味するかは、必ずしも明確ではない。「ハイブリッドクラウドとマルチクラウドは相互に言い換えが可能だ」と考える人もいる。実際にはハイブリッドクラウドとマルチクラウドの意味は全く異なる。

 この2つはどう違うのか。ハイブリッドクラウドとマルチクラウドの特徴を確認する。

ハイブリッドクラウド

 複数のユーザー企業でインフラを共有する「パブリッククラウド」と、特定のユーザー企業でインフラを専有する「プライベートクラウド」。これらのどちらを選ぶかを、必ずしも決める必要はない。本稿は、この2種類のクラウドを組み合わせて運用することをハイブリッドクラウドと呼ぶ。

 ハイブリッドクラウドは、パブリッククラウドとプライベートクラウドを、一貫性を持った単一のインフラとして扱う。パブリッククラウドを必要に応じて利用できるため、CPUやメモリ、ストレージといったリソースの需要急増に対処しやすい。事業部門の要求に応じてパブリッククラウドのインフラを素早く用意できる点は、ハイブリッドクラウドのメリットだ。

実は2種類あるハイブリッドクラウド

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