「Server Core」「Nano Server」はWindows ServerのLTSC、SACのどちらで使えるのか「Server Core」「Nano Server」を理解する【後編】

サーバOS「Windows Server」の軽量インストールオプション「Server Core」と「Nano Server」は、選択するサービスチャネルによって利用の可否が変わる。インストールオプションとサービスチャネルの関係を整理する。

2020年11月12日 05時00分 公開
[Tom WalatTechTarget]

関連キーワード

Windows Server | OS


 MicrosoftがサーバOS「Windows Server 2016」の提供を始めたのは2016年9月だ。翌年の2017年6月、同社はWindows Server 2016の軽量インストールオプション「Nano Server」から物理サーバや仮想マシンに関する機能を削除し、コンテナ用途に特化させることを公式ブログで発表した。同社は、Nano Serverのこの機能変更に関して「コンテナに特化したOSが欲しいというユーザーの要望に応えたものだ」と説明する。

 Nano Serverの用途変更と同時に、Microsoftは「Windows Server」の更新プログラムを配信するための新しいサービスチャネル(更新プログラムの配信モデル)も発表した。サービスチャネルによって、Server CoreとNano Serverのどちらが利用できるのかが変わるため、注意が必要だ。

Server Core、Nano Serverは「LTSC」「SAC」のどちらで利用できるのか

 「長期サービスチャネル」(LTSC:Long Term Servicing Channel)は、機能更新を含むメインストリームサポート5年と、セキュリティ更新プログラムを中心とした延長サポート5年の長期サービスを提供する。LTSCでは、通常2〜3年間隔でWindows Serverの機能更新プログラムを受けることができる。

 「半期チャネル」(SAC:Semi Annual Channel)は「Windows 10」のSACのリリース間隔とサポート期間に準じ、6カ月ごとのメジャーリリースと18カ月のメインストリームサポートを含み、延長サポートを含まない。Microsoftは、Windows ServerのSACは開発チームと運用チームが協調して開発をする「DevOps」のサイクル周期が速い組織向けであり、機能更新プログラムを可能な限り早く受け取りたい企業を対象とすると説明している。

 Microsoftによると、Windows ServerのSACにはServer CoreとNano Serverが含まれ、LTSCにはServer Coreとフルインストール版(「デスクトップエクスペリエンス」という名称)が含まれる。Server Coreは両方のサービスチャネルに含まれるが、LTSCとSACのServer Coreはサポート条件が異なるため同一のものではないという。

TechTarget発 先取りITトレンド

米国TechTargetの豊富な記事の中から、最新技術解説や注目分野の製品比較、海外企業のIT製品導入事例などを厳選してお届けします。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

譁ー逹€繝帙Ρ繧、繝医�繝シ繝代�

市場調査・トレンド 横河レンタ・リース株式会社

PC運用管理者1030人に聞いた「PC運用の実態調査」、担当者を悩ます課題と解決策

近年の情報システム部門は多数の業務を抱えており、中でもPCの運用・管理担当者の業務負荷をいかに軽減するかが大きな課題となっている。1030人を対象に行った調査をもとに、PC運用・管理業務のあるべき姿を探った。

事例 Asana Japan株式会社

“208カ国の壁”を突破しスズキが残業35%減を実現、その全貌とは

“100年企業”スズキでは、DX推進のアクションプランに、「仕事のシンプル化」「ムダの削減」「全社的な可視化」を挙げている。同社はあるツールを導入したことで、業務の見える化や標準化、残業時間の35%削減を実現したという。

製品資料 SUSE ソフトウエア ソリューションズ ジャパン株式会社

システム乱立やコスト増の課題も、マルチLinux環境の運用をどう効率化する?

企業では「マルチLinux」環境が有効な取り組みとして浸透しているが、一方で管理の複雑化という課題も浮上している。本資料ではマルチLinux環境が浸透してきた背景やその利点を整理し、新たな課題の解決策について解説する。

製品資料 株式会社エクサ

AI時代のデータ管理術、低コストかつセキュアな環境を構築するための方法とは?

 デジタル化やクラウド利用の進展に伴い、企業のデータ量は増加し続け、これを狙うサイバー攻撃も激化している。データを守るためには保管場所が必要だが、低コストかつセキュアな環境を構築するためにはどうすればよいだろうか。

製品レビュー 株式会社ソフトクリエイト

Windows 11アップデートで発生しやすい問題とは? 円滑なOS移行方法を解説

Windows 10のサポート終了が迫り、Windows 11へのアップデートを考えている組織も多いことだろう。当然、アップデートには失敗したくないはずだ。ポイントを本動画で把握して、スムーズなOS移行を実現したい。

From Informa TechTarget

お知らせ
米国TechTarget Inc.とInforma Techデジタル事業が業務提携したことが発表されました。TechTargetジャパンは従来どおり、アイティメディア(株)が運営を継続します。これからも日本企業のIT選定に役立つ情報を提供してまいります。

ITmedia マーケティング新着記事

news046.png

「ECプラットフォーム」売れ筋TOP10(2025年4月)
今週は、ECプラットフォーム製品(ECサイト構築ツール)の国内売れ筋TOP10を紹介します。

news026.png

「パーソナライゼーション」&「A/Bテスト」ツール売れ筋TOP5(2025年4月)
今週は、パーソナライゼーション製品と「A/Bテスト」ツールの国内売れ筋各TOP5を紹介し...

news130.jpg

Cookieを超える「マルチリターゲティング」 広告効果に及ぼす影響は?
Cookieレスの課題解決の鍵となる「マルチリターゲティング」を題材に、AI技術によるROI向...