2021年03月17日 05時00分 公開
特集/連載

テレワークの生産性測定に「AI」を生かす意味と、「監視だ」と警戒されないこつ「生産性測定」の難しさ【後編】

企業は何らかの方法でテレワーク中の従業員の生産性を測定する必要がある。そのための手段はどう進化しているのか。従業員との信頼関係を維持しながら生産性を測定するための心構えとは。

[Katherine Finnell,TechTarget]

 前編「Microsoft『生産性スコア』はなぜ批判された? テレワーク可視化の利点と課題」は、テレワーク時の生産性の測定が企業の管理者にどのような情報をもたらすかを紹介した。生産性の測定はプライバシーを脅かす可能性を除外できない限り、従業員の信頼を得るのは難しい。

 従業員の生産性を測定し続けるための具体的な基準は、企業によって異なる。調査会社Metrigyのアナリストであるアーウィン・レイザー氏は「企業は自社にとって意味のある基準を見極めて、決定する必要がある」と指摘する。企業は社内の役職や人材に基づいて基準を検討する必要がある。こうした基準を基に集計情報を評価できる「生産性モニタリングツール」の使用が選択肢となる。

 レイザー氏によると、測定基準を検討する際は、従業員のデータやプライバシーをどう保護するかについても考える必要がある。分析ツールを使って仕事ぶりや生産性を測定する場合、そのデータが安全に保管され、そのデータにアクセスできる人物を管理し、流出した場合の対策を確立するよう徹底しなければならない。企業は生産性モニタリングツールのベンダーに、データを守り悪用を防ぐためにどのような対策をしているかについて質問する必要がある。

「AI」を生産性測定に生かす

 人工知能(AI)技術を使った分析を従業員の生産性測定に活用するのも一つの方法だ。コンタクトセンターは担当者のコミュニケーション分析にAI技術を活用してきた。例えば感情分析は、自然言語処理を使って会話の中の感情の動きを見極める。

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