新型コロナワクチンの品質を保つためには厳格な温度管理が欠かせない。リアルタイムで温度を監視したり、医療現場への配送をトラッキングしたりといった取り組みから学べるサプライチェーン管理の教訓とは。
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のワクチン接種が世界各国で進んでいる。ワクチン配布の大規模なサプライチェーンには、企業が学べることは豊富にある。サプライチェーンの各部分の密な連携や情報共有などにフォーカスした前編「未曾有のコロナワクチン配布プロジェクトから見えた『適切な情報共有』の本質は」に続き、中編となる本稿は、ワクチンの温度監視や需給調整にまつわる取り組みから得られた知見や教訓を紹介する。
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